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2019年7月13日(土)に開催される、Go Conference‘19 Summer in Fukuokaにて、LINEは軽食スポンサーを務めます。また、当日はLINEのエンジニア Huy Do がスポンサーセッションとして登壇いたします。 セッション概要 マイクロサービス時代のhttpクライアントマイクロサービス時代にはコミュニケーションがhttp1時代より複雑になっています。サービス間のコミュニケーションはタイムアウト、エラーはもちろん、Service Discovery, Fail Over, Load Balanceの色々の問題を向き合う必要があります。この発表では、LINEのObservabilityがマイクロサービスに移行するにあたって、httpパッケージに追加した処理(circuit breaker, load balanceなど)について発表します。そしてマイクロサービスで大変なこと、意識しないといけないことなども含めてお話しします。 講演者:Huy DoI'm software engineer working at LINE's observabi
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この記事はLINE Advent Calendar2018の8日目の記事です。 はじめまして。LINEのIT戦略室という部署で社内システムの開発・運用を担当しております、suzuki-shunsuke です。 自分がオンプレミスで運用している OSSバージョンの drone ci ですが、遂に 1.0.0 の rc が出ました。 なので 1.0.0 になって何が変わるのかということをドキュメントを読んだり実際にインストールしたりして調べてみました。 また、2018/11/21 に Drone Cloud という無料で drone が使える SaaS がリリースされましたのでそれについても紹介します。 drone って何?という方は こちら を御覧ください。 なお、当記事中で「現在」と言った場合、特に断りがなければ執筆時点の2018/11/12 を指します。 また、リモートのGitリポジトリは特に断りがなければGitHubとします。 目次 無料で使える SaaS "Drone Cloud"がリリースされました 0.8.x のドキュ
この記事はLINE Engineering Blog 「夏休みの自由研究 -Summer Homework-」の10日目の記事です。 京都開発室の @sugyan です。京都の夏を初体験していますが、いやー凄まじい暑さですね。 さて、2018年6月、LINE Messaging APIで利用できるMessageタイプとして「Flex Message」が新たに加わり、複雑なレイアウトも可能なカスタマイズ性の高いメッセージを送信することができるようになりました。 Flex Messageを使う API リファレンス 公式SDKでも早速Flex Messageをサポートをしていこう、と実装を始めました。 今回はGo SDK担当としてFlex Messageのための機能実装で得た知見などを書いていこうと思います。 Go SDKでのFlex Messageの使い方 送信されてきたメッセージに対して Flex Message を使った返信を行う場合、以下のようなコードになります。 import "github.com/line/line-bot-sdk-go/linebot" func re
この記事はLINE Engineering Blog「夏休みの自由研究 -Summer Homework-」の6日目の記事です。 こんにちは、LINE Ads Platformの開発をし ている岡田(@ocadaruma)です。 今回、個人的に以前から気になっていたGo言語のGCについて、この機会に調べましたので紹介いたします。 Go言語 Go言語はGoogleによって開発されたシステムプログラミング言語で、Channelを利用した並行性のサポートやGCを備えていることが特徴です。 Googleをはじめとして多くの企業が使用しており、LINE社内にもGoで開発しているツールやサービスが多数あります。 Go言語のGC 素朴な感覚で言えば、Go言語では低レイテンシなアプリケーションを容易に開発できるいっぽう、GCは他のランタイムと比較してシンプルに見えます。 たとえば、Go 1.10の時点で、Go言語のGCはConcurrent Mark & Sweep(以下CMS)コレクタであり、JVMなどで一般的なコンパクションや世代別GCは行いません。 mgc.go It is a conc