こんにちは。LINEでテクニカルエバンジェリストとしてLINEのAPIを利用したデベロッパーのビジネスの成功をお手伝いさせていただいている立花です。
以前弊社がスポンサーとして参加させて頂いたハッカソンにてサポートを行った作品「未来ゴミ箱」がROHM OPEN HACK CHALLENGE 2019にて最優秀賞を獲得されましたので、ご紹介します。
最終審査会の様子はこちらをご確認下さい。
LINE Thingsとは
LINE Thingsとは、Bluetooth LEに対応したIoTデバイスをLINEのアプリ上で接続しBotやWebサービスと連携することができるプラットフォームです。
2018年末にリリースされ、徐々にリリース予定のプロダクトや、採用したプロトタイプが増加してきました。詳しくは以下のリンクをご確認下さい。
- LINE の IoT プラットフォーム LINE Things の Developer Trial を試してみる
- LINE Things 自動通信機能がリリースされました & 使い方紹介
- LINE Thingsハッカソン@大阪レポート
LINE Pay APIとは
LINE Pay APIとは、LINE Payの支払い機能をWebサービスやLINE Botに組み込むことが出来るAPIです。サービスに組み込むことで3,000万人超のLINE Pay登録者がシームレスにサービスに課金することが出来るようになります。
企業だけでなく、個人事業主の方も開業届を出して青色申告をしてあれば、加盟店として登録して利用することが可能です。詳しくは以下のリンクをご確認下さい。
- Online API ガイド - LINE Pay Merchant
- LINE Pay API を使って個人開発のBot に決済機能をつける
- nkjm/line-pay: A SDK to use LINE Pay inside the node.js application.
未来ゴミ箱のご紹介
未来ゴミ箱は、デジットハッカソン2019 – 電子工作で未来をハックせよ!で生まれたプロダクトです。その時の様子はデジットハッカソン2019令和 × LINE Thingsレポートをご確認下さい。
背景
公共スペースにおけるゴミ箱には以下のような課題があることが分かりました。
- 公共スペースにおけるゴミ箱の数の不足
- とはいえ、ゴミ箱の設置には多額のコストがかかる
- マチノギモン第18回 「街のゴミ箱」によると、渋谷駅前に設置してある3個のゴミ箱にかかるコストは年間1,800万円
- そのお金の一部を負担してでもゴミ箱にゴミを捨てたいと思っても、そのような手段が無い
これらの課題を元に、「維持費を自分で稼ぐ、未来のゴミ箱」というコンセプトで生まれたのが未来ゴミ箱です。
構成
未来ゴミ箱は、以下のような構成となっております。
LINE ThingsはLINEアプリを通じてゴミ箱の開閉をするためのプラットフォームとして、LINE Pay APIはゴミ箱を利用するための課金のプラットフォームとして採用いただきました。
LINE Thingsを採用することで、新たなアプリをインストールすることなく、使い慣れたインターフェースでデバイスの操作ができ、またLINE Pay APIを利用した課金フローとの連携もシームレスに行うことが出来ます。
詳しくはこちらの資料をご確認下さい。
デモ
デモ動画が公開されております。是非御覧ください。
まとめ
IoTデバイスをLINEアプリと接続することのメリットをご理解頂き、ハッカソンやプロトタイプにてご利用頂くことも増えてきました。既にIoTデバイスや家電を発売中の方も、企画中の方も是非ご検討頂けますと幸いです。