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【登壇・協賛情報】JANOG50 Meeting

2022年7月13日(水)〜15日(金)の3日間にわたって開催される、JANOG50 Meetingにて、LINEはダイヤモンドスポンサーを務めます。また、当日はLINEのエンジニアが登壇いたします。

セッション概要

“Change” our private cloud infrastructures from single-AZ to multi-AZs

Day1 2022年7月13日(水) 17:45~19:00(1時間15分) 1Fメインアリーナ

LINEではコミュニケーションアプリをはじめ各種ファミリーサービスを提供するために10,000+台のネットワーク機器、68,000+台のサーバ、94,000+台のVM instanceを日々運用しています。
“機器はいつかは故障する”、”人は誰でもミスをする”ため、日々の運用や設定変更作業の中で障害が発生しており、大きな障害ではLINEの主要機能が一時的に利用できない状態になったこともあります。
そのため業務クオリティの向上に取り組んでいますが、それでもインフラの稼働率を100%にすることは不可能であり、LINEとしてアプリケーション目線で稼働率をあげる対策を進めることにしました。
具体的には、互いに障害の影響を及ぼさないインフラ基盤(Availability Zone)を3つ以上構築しアプリケーションを複数のAZに分散配置することで、障害発生時においても他のAZで処理を継続しアプリケーションが止まらないようにすることを目指しています。
今回の発表ではこのmulti-AZ環境を実現するためにLINEがどのようにAZを定義し、ネットワークインフラの構築、private cloudの各種サービスやプラットフォーム機能の開発を進めたかを共有します。
非常に高いレベルでのインフラ稼働率がが求められる通信事業者においても、ノード仮想化のためのprivate cloud環境整備は進んでいるため、コンテンツ事業者目線、通信事業者目線での「private cloud環境のインフラに求められる冗長構成」について議論をし、お互いに取り入れられる良い点を見つけたいと思います。

講演者:鈴木 雄一郎、向井 脩、川上 けんと、山田 英樹

 

「LINE」をIPv4/IPv6 dual stack環境に変更した話

Day2 2022年7月14日(木) 13:45~14:45(1時間00分) 1Fメインアリーナ

IPv6に関連するテーマは以前からJANOGでも多く取り扱われ、直近でも様々な議論がされてきていると思います。
そんな中でLINEでもIPv6対応をプロジェクトとして推進し、コミュニケーションアプリである「LINE」に関連するコンポーネント(ネットワーク、サーバ、仮想基盤、アプリ、セキュリティ)のIPv4/IPv6 dual stack化を行ってきました。
今回の発表ではプロジェクトの概要やプロジェクト内で発生した課題と得られた成果、将来的に発生しそうな課題、今後の展望を共有し、何がIPv6対応を妨げ、どんなところに注意すべきかをコンテンツ事業者目線でお話し出来ればと思います。
また、今回の発表を通して議論したいポイントは「コンテンツ事業者がIPv6対応するモチベーションはなにか、何があればIPv6対応したいと思うか」、「IPv6アドレス割当てをどうしたか」、「IPv4/IPv6 dual stack環境で苦労した点やリアルタイムで苦労している点はあるか」の3点を中心に議論出来ればと思います。

講演者:中溝 私歌

 

イベント情報

  • 名称 : JANOG50 Meeting
  • 主催 : 日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ
  • 開催日時 : 2022年7月13日(水)~15日(金)
  • 場所 :北海道函館市 函館アリーナ+オンライン開催
  • 参加費 :無料(事前登録制)

参加方法・詳細は以下公式サイトをご覧ください。
JANOG50 Meeting

 

採用情報

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JANOGに参加されているエンジニアの皆さんに興味を持っていただけそうなものをピックアップしましたので気になるものがあればチェックしてみてください。