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【登壇・協賛情報】DroidKaigi 2022

2022年10月5日(水)〜7日(金)の3日間にわたって開催される、DroidKaigi 2022にて、LINEはゴールドスポンサーを務めます。また、当日はLINEのエンジニアが登壇いたします。

本ブログでは、セッション発表の詳細、ブースで予定している企画やアフターイベントについてご紹介いたします。ぜひご覧ください。

セッション紹介

Android "を" ビルドしてAndroid Systemを覗いてみよう

Android開発者の皆さんは日々Android アプリ (apk / aab) をビルドしていますが、Android"を”ビルドしたことがありますか?Andriodをベースとする組み込みデバイス等の開発に従事している方は、日常的にビルドしているかもしれません。

Androidはオープンソースでコードの大部分が公開されており、Androidそのものをビルドし、システムイメージを作ることが可能になっています。また、カスタムのカーネルをビルドし、それを前述のシステムイメージに埋め込むことも可能です。
システムイメージ・カーネルをビルドすること自体は普段のサービスアプリ開発において、役に立つ機会は少ないです。しかし、ただ何となくみていたAndroidシステムの挙動の裏側を鮮明に理解することができ、今後のアプリ開発に役に立つ機会がきっと来るでしょう。

本セッションでは、サービスアプリ開発者であるスピーカーの視点から主にアプリ開発者に向けて、Androidのシステムイメージのビルド方法、カーネルのビルド方法を Android Developers に記載されている行間を補完しながら step by stepで進めていきます。
その後、コードの一部を修正しながらAndroidシステムの動きに迫っていきます。

<予定しているアジェンダ>
- Android システムについての簡単な概要
- Android のビルド方法
- 実例: Android システムを修正しながら確認する navigation bar の振る舞い

発表日時:2022/10/05 14:20-14:45
発表者:Kazuki Chigita
詳細:https://droidkaigi.jp/2022/timetable/364947

AndroidManifest.xmlはその後どうなっているのか?

Android開発していると必ず編集するであろうAndroidManifest.xmlですが、このxmlファイルがその後どうなっているかご存知でしょうか?
アプリに組み込まれて必要に応じて適宜参照されるのかなというイメージはあるかもしれませんが、実際に追ってみたことはありますか?
このセッションでは、AndroidManifest.xmlがどうアプリに組み込まれ、設定した値がどのように使用されているのかを解説します。

発表日時: 2022/10/05 14:20-14:45
発表者:takasy
詳細:https://droidkaigi.jp/2022/timetable/364769

実践 `edge-to-edge`: 端から端まで解説

`edge-to-edge`とはその名の通り、システムの領域も含めた画面の "端から端" を全てアプリの領域として描画する機能です。
Googleはアプリへの没入感を高めるために、この`edge-to-edge`を推奨しています。

`edge-to-edge` を適用するには、アプリの描画が全画面になるようにフラグを設定し、システムバー(ステータスバーとナビゲーションバー)の色を設定するだけでも十分に思われます。
しかし、実際には考慮すべき点や落とし穴があるため一筋縄では適用できません。例えば、既存のアプリに適用する場合は、UIデザインの変更が必要になります。
他にも、Android デバイスによっては、システムバーに対してデバイス固有の変更が施されている場合があり、その対処も簡単ではありません。
本セッションでは、実際にコミュニケーションアプリLINE に`edge-to-edge`を適用した際に得られた知見を元に、以下の内容を紹介します。

・Googleが提唱する`edge-to-edge`の適用ポリシーについて
・UIをデザインする上での`edge-to-edge`の適用基準について
・通常のアプリとJetpack Composeで構成されたアプリそれぞれに対しての適用方法
・LINE Androidアプリに対して`edge-to-edge`を適用する際に発生した問題点・落とし穴やその解決方法について

ぜひ皆さんもこのセッションから`edge-to-edge`の知見を得て、アプリへの適用を実践してみてください!

発表日時:2022/10/06 14:05-14:30
発表者:Yuki Ando
詳細:https://droidkaigi.jp/2022/timetable/362273

Code Review Challenge

今回イベント当日オフライン会場では、「Bad Code」を「Good Code」に変える、Code Review Challengeを実施します。
LINEの社内でおこなっているレビュー会で紹介されたBad Codeの書き方を参考に、エンジニアが一から考えたオリジナルの問題を、この機会にぜひ解いてみませんか?
問題は全部で5つ出題を予定しています。チャレンジに参加してくれた先着200名様に、LINE FRIENDSのグッズをプレゼント!問題を考えたエンジニアもブースに立っていますので、声をかければヒントがもらえるかも?
この機会に「Good Code」について一緒に考えてみましょう。ぜひ気軽にご参加ください!

Schedule

  • Day1

    • 10:00-12:30 出題1

    • 12:30-15:00 出題2

    • 15:00-18:00 出題3

  • Day2

    • 10:00-14:00 出題4

    • 14:00-18:00 出題5


---- ご注意 ----

  • この企画のために、LINEのエンジニアが考えたコードです。LINEで提供されるサービスの実際のコードではありません。
  • 記載いただいたレビューは撮影され、SNS等で共有される可能性があります。
  • コードの内容は後日、主催団体のブログ・オンラインイベント・YouTube等の媒体にて紹介する可能性があります。その際、ご参加者名が写った画像(キャプチャなど)も紹介されることがあります。予めご了承ください。

イベント情報

  • 名称 : DroidKaigi 2022
  • 主催 : DroidKaigi 実行委員会
  • 開催日時 : 2022年10月5日 (水)〜10月7日(金)
  • 場所 : オフライン会場
    • 東京ドームシティ プリズムホール (Day 1, Day 2)
    • ベルサール飯田橋ファースト (Day 3)
  • 場所 : オンライン視聴
    • YouTube
  • 参加費 :オフライン会場参加
    • 一般価格: 15,800円
    • アーリーバード: 14,200円
    • スーパーアーリーバード: 12,600円
  • 参加費 :オンライン視聴
    • 参加登録: 無料(先着500名にTシャツつき)

参加方法・詳細は以下公式サイトをご覧ください。
https://droidkaigi.jp/2022/

After DroidKaigi 2022 開催します!

10月12日(水)19時よりDroidKaigi 2022に協賛している株式会社ZOZO、ヤフー株式会社、LINE株式会社の3社合同で開催いたします。

当日は、各社の社員によるDroidKaigiに関連した内容のLTやパネルディスカッションを行う予定です。
エンジニアの方であればどなたでも参加可能です。ぜひお気軽にご参加ください。

以下、LINEの登壇者の紹介をさせていただきます。

セッション

(仮) Code Review Challengeの裏側とLINEのレビュー文化

概要: Droid Kaigi 2022のオフラインブースで行う予定のCode Review Challengeの裏側(問題準備など)とそれを支えたLINEのレビュー文化について紹介する予定です

安藤 祐貴 (Yuki Ando) / Twitter
Software(Android) Engineer
LINE株式会社 iOS/Androidエクスペリエンス開発チーム

自己紹介文: 2021年にLINEに新卒入社し、LINEアプリのAndroidクライアントについて、主にAndroid OSの新機能を適用する業務に携わっています。車を走らせることが大好きです。

パネルディスカッション

DroidKaigi 2022に参加してみて

DroidKaigi 2022に参加して気になったセッションや、オフラインブースの話などAndroidの技術やイベントに関する内容をパネリストの皆さんとざっくばらんにお話しする予定です。

パネリスト:大石将邦 (Masakuni Oishi) / GitHub
Senior Software Engineer
LINE株式会社 LINEコミュニケーション基盤開発チーム

LINEアプリのAndroidクライアントについて、主に基盤部分の開発に携わっています。この基盤の一部はOSSとしても公開しています。 https://github.com/line/lich

パネリスト:Po-Hao Chen (Po)/ Twitter
Android Engineer
LINE Fukuoka 開発室Cチーム

2021新卒入社、LINEアプリのウォレットタブとLINEスタンプメーカーのAndroidクライアント開発を担当しています。コーヒー1日3杯飲みます。

イベント情報

採用情報

LINE株式会社では一緒に働くエンジニアを募集しています!
LINEには多くのサービスがありますので、ぜひ気になるものがあればチェックしてみてください。

https://linecorp.com/ja/career/ja/all?tag=35