LINE Engineer
こんにちは、NAVER UIT つしまです。Less & Sass Advent calendar 2011の8日目です。 これまでのAdvent calendarの記事で、SassやLessの概要、活用法などが見えてきました。今回は、「Lessは機能不十分そうだし、Sassオシ多いし、Sassを使いはじめようかな・・」と思っている方に向けてはじめてのCSSメタ言語はLessがおすすめというおはなしです。 Lessって? 既にCSSとフレームワークとメタ言語(2日目記事)やLESS初心者向けのナニカ(4日目記事)でも紹介があったとおり、LessはCSSを記述するためのメタ言語です。 ただ後発であるにも関わらず、SassにあるのにLessにない機能は結構あって、例えば、ifやforなどの制御文、extendが使用できなかったり、cssへの出力形式がSassほど選べなかったり・・ドキュメントもSassに比べれば少ないし・・もうSassにしよう・・ となりがちです。 Lessがおすすめな理由 それでもSassではなく、Lessをおすすめしたくなる理由があるんです。 Mixinの定義が
こんにちは。検索サービス開発4チームでメッセージアプリのLINEのiPhoneアプリ開発を担当している金泰敬(キム テギョン)です。 今回説明させて頂きたい主題はLINEのモデル側を支えているCore Dataです。Core Dataは、MacOS XのベースFrameworkであるCocoaのMVC構造のうち、Model側を担当しているFrameworkです。 Core Dataを利用するとデータモデルの設計、オブジェクトのデータの読み取り、書き込み、管理などを簡単に行うことができます。現在、LINEではCore Dataを利用してメッセージ、トーク、グループ、ユーザーなどを管理しています。 例えば、相手のメッセージが到着するとまずコアのデータからSqliteDBに格納します。そして保存されたメッセージに関連しているトークでも更新が行われます。もしそのメッセージが現在見ているトークと関連がある場合は画面上で自動的にメッセージが更新されます。 これらのすべての作業をする為に長いコードは必要ありません。iPhoneで再設計されたCore Dataのクラスを利用すれば簡単に実装することがで
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突然のジョブズ氏逝去のニュースに驚きました。windowsからmacに移って一年に満たないにわかマカーですが、ご冥福をお祈りいたします。ネイバージャパンでマークアップを担当している富田です。 さて、今回はサイトの高速化について、とくに、MEひとりでも実施可能なCSSとHTMLのみでの高速化の手法とそれを実施する上で注意すべきポイントについて見てみたいと思います。 高速化のテクニックと、コーディング時のコスト CSSのセレクタは、body .contents .header span aというように、左から右により詳細になっていくように指定するかたちが一般的です。しかしブラウザはこれとは逆に、右から左にセレクタを解釈しながら描画していきます。 そのため、より負荷のすくないCSSを書くために、 スタイルを当てる要素にはできるだけclass又はIDを指定する 子孫セレクタは重いので、できるだけ減らす ということを念頭においておくと良いと言われています。 ただ、そうは言っても、日々マークアップ作業をしていく中で、このような点を忠実に守ろうとすると面倒くさい時間的なコストが発生する場合があり