Backend Engineer of Healthcare Development Team
こんにちは。ヘルスケア開発室のJongcheol Chungと申します。 LINEヘルスケア事業のいろんなサービスの中、LINEドクターというオンライン診療サービスがあります。LINEドクターは2020年のリリース以後、現在もMicro Service Architecture(以下MSA)でコンポーネントを構築して運用しています。今回この記事ではMSAでサービスの開発と運用を経験して感じた、MSAのメリット・デメリットを簡略に紹介したいと思います。 LINEドクターのコンポーネント構成 MSAは一つのサービスの中、コンポーネント達を小さく分けて小規模で構成する設計スタイルを意味します。 つまり、コンポーネント間の依存を減らし、コンポーネントをそれぞれ独自で運用することが目的であります。 LINEドクターの場合も、このような形でコンポーネントが分離されています。LINEドクターもこのようにコンポーネントを分離して、依存を最小化しています。 LINEドクターは、LINEのビデオ通話を通じた医師の診療、お薬の処方、配送までワンストップで受ける事ができるオ
LINE Engineer
みなさんこんにちは、LINEのサーバーサイドエンジニアの長谷部です。普段は、最近でいうとLINE Login や LINE Customer Connect などの開発を担当しています。 2018年の年始に LINEのお年玉 というイベントを実施し、その開発を担当しました。今回の記事では、LINEのお年玉のアーキテクチャの紹介や、当日実際に発生した問題(サービス過負荷起因のkafka consumer遅延)などの振り返りについて書こうと思います。 LINEのお年玉とは お年玉イベント期間中に、お年玉とLINEスタンプをセットで「お年玉つきスタンプ」として販売しました。対象スタンプを購入したユーザーさんは、スタンプ購入数 x 10個 のお年玉が付与されます。 こういったメッセージが受信されます ユーザーは自分がもっているお年玉を友だちに直接送ったりグループに送信することができ、お年玉を受け取って開封したユーザーは抽選で以下の報酬を得ることができます。 1等 100本 現金にて 1,000,000円 2等 1,000本 LINE Pay残高10,000円分 3等 10,