LINE Fukuokaのきしだ(@kis)です。
11月10日(土)から11日(日)にかけて大阪で行われた「Scala関西Summit 2018」にて、LINEはGoldスポンサーを務めさせていただきました。また、スポンサーセッションでは「Scala-erにも影響ありそうなJavaの現状まとめ」というタイトルで、Scalaを使う上でも影響がありそうな最近のJavaでの変化について紹介しました。

ScalaにはネイティブやJavaScrptへのコンパイラも提供されているとはいえ、やはりJVM上で動かすことが大多数であると思います。Javaでは、昨年9月にリリースサイクルの変更が発表されると同時にOracle JDKのサポートポリシーやライセンスも変更され、また、ここまでにJava 10、Java 11と順調にバージョンアップも行われるなど、大きく状況が変化しており、ScalaでJVMを使う場合にも無視できないと思われます。
そこで今回のセッションでは、Oracle JDKのライセンス変更により代替が必要になった際のOpenJDKディストリビューションの候補や、Java 11までのバージョンアップで行われたJVMでの変化など、Scalaを使う際にも影響がありそうなJavaでの変化と、Java 12やそれ以降で計画されている機能について紹介しました。
ところで、このScala関西Summitでの登壇の時点からも、AWSが独自のOpenJDKディストリビューションとしてAmazon Correttoをリリースするといったニュースもあり、選択肢の幅も増えて悩ましいところです。
セッション資料はこちらです。
Summary of the state of Java that will affect Scala-ers from LINE Corporation
Scala福岡2019では会場スポンサーとして協賛します
LINEは、このようなカンファレンス協賛などの機会を通じて、サーバーサイド技術者の方との交流や、技術コミュニティ発展への支援に力を入れています。
1月19日(土)福岡での「Scala福岡2019」では会場スポンサーを務めます。ぜひ福岡にもお越しください。
おわりに
LINEのサーバーサイドでは現在Javaをメインに利用しており、Scalaの利用はあまり活発ではありません。しかし、Apache SparkでのJob実装など、Scalaの強みを活かせる部分では利用されています。
LINEでの技術選択は開発チームごとに裁量があり、チームリーダーに認められればScalaでの開発も可能です。LINEでScalaを広めてやろう、というScalaエンジニアの方はぜひ応募をご検討ください。
詳細は以下のリンクからご参照ください。
■LINE:
■LINE Fukuoka: https://linefukuoka.co.jp/ja/career/list/engineer/
■LINE Financial: https://linecorp.com/ja/financial
■LINE Growth Technology: https://linecorp.com/ja/growth/recruit