こんにちは。LINE Fukuokaでサーバサイドエンジニアをしている片岡です。
9月27日(木)に京都でLINE Developer Meetup #45が開催されましたので、参加レポートをお届けします。 今回もたくさんのご参加をいただき、ありがとうございました!
今回のテーマは「インフラ」でした。インフラといっても様々なものがありますが、今回はネットワークアーキテクチャ, ソフトウェアロードバランサ, OSインストーラといったという3つの点から、実際にLINEで取り組んでいる技術分野についてご紹介させていただきました。 私も参加してきましたので、そのレポートをお届けします。

Network for LINE: 大規模サービスを支えるネットワークインフラの全貌 / 小林 正幸(LINE株式会社)

このセッションでは、LINEが新たに採用したデータセンターネットワークアーキテクチャと、柔軟なトラフィックエンジニアリングを実現するためのバックボーンネットワークについて、ご紹介させていただきました。
LINEのネットワーク構成の変遷とその規模のネットワークではどのような課題があるかについて触れ、それらの問題をどのような技術によって解決しているかについて紹介されていまました。私がなるほどと感じたのは、L2ネットワーク最小化によるメンテナンスコスト低減や、BGP onlyにしたことによるベンダ依存プロトコルの排除、5-stage CLOS network などでした。詳しくはスライドをご覧ください。
ソフトウェアでのパケット処理あれこれ 〜何故我々はロードバランサを自作するに至ったのか〜 / 金丸 洋平(LINE株式会社)

このセッションでは、LINEが以前から取り組んでいるソフトウェアロードバランサ開発の経験を交えながら、ソフトウェアパケット処理の世界の一端をご紹介させていただきました。
LINEにおけるロードバランサ運用の歴史からサービス成長に伴って発生した問題、そしてそれらを解決した方法について紹介されていました。Stateless L3DSR, N+1 Multi-tier構成, XDPといった技術の説明が大変興味深かったです。
OSインストーラの自作方法 / 木村 智洋(LINE株式会社)

LINEではオンプレミス環境にプライベートクラウドを構築し、エンジニアが自由にサーバをデプロイし使用できる環境があります。Virtual Machine はもちろんのこと Baremetal Server もデプロイできるようになっています。Baremetal Server をデプロイするときには OSインストールも実行していますが、そのインストーラというのは LINE社内で内製しております。
今回はその作り方や開発中にあった出来事などをご紹介させていただきました。
このセッションではLINEで扱っているサーバ台数の規模感やそれらの大量のサーバのセットアップをどのように効率化しているかについて紹介されていました。普段私たちが利用しているPrivate Cloudのサーバがどのようにして高速に利用可能になるかについて知ることができ面白かったです。
懇親会

セッションの後には Sushi & Beer をインストールして参加者の皆さんとインフラ談義に花を咲かせました。
おわりに
LINEでは、インフラ大好きなエンジニアはもちろん、幅広くエンジニアを募集しています。
詳細は以下のリンクからご参照ください。
■LINE:
■LINE Fukuoka: https://linefukuoka.co.jp/ja/career/list/engineer/
■LINE Financial: https://linecorp.com/ja/financial
■LINE Growth Technology: https://linecorp.com/ja/growth/recruit