こんにちは、Developer Advocateの中嶋です。
今日は昨年12月から開始した開発者向け勉強会「LINE Developers Bootcamp」についてご紹介します。
LINE Developers Bootcampとは?
LINE Developers Bootcampは「ハンズオン型の勉強会」で、とある技術をゼロから学びたい開発者を想定して開催しています。参加する皆さまには各自ノートPCをお持ちいただき、その日の講師が設定画面やソースコードを投影しながらその場で開発を進めていき、それぞれのポイントを解説していきます。

同時にオンラインでチュートリアルが提供され、参加者の皆さまは講師の説明を聞きつつ、細かなコードはチュートリアル上で確認できるようになっています。時間はおおよそ2時間ほどです。

第一弾として開催した「Bot bootcamp」では、人と同じようにメッセージを理解して応答できるBot開発をテーマにしたコンテンツで勉強会を実施しました。基本的にはLINEでのBot開発が初めて、という方々が参加され、ゼロからBot開発をおこない、2時間後には基本的なBotの構成、開発方法、自然言語処理の仕組みと組み込み方をマスターし、懇親会でBootcamp完了をお祝いする、という流れでした。ちなみにこのBot bootcampのオンラインチュートリアルはQiitaで公開しています。
今後LINE Developers Bootcampはこれから技術習得をはじめたい開発者の皆さまむけに定期的に開催し、新しい領域にチャレンジするひとつのきっかけにしていきたいと思っています。
参加者からのフィードバック
第一弾に参加された方々からのフォードバックを少しご紹介します。まずはコンテンツの満足度です。

78%もの方々が大変良かったということで、私としてもホッとしています(笑)
あとはご参加の方々の生の声をご紹介します。
- 非常にわかりやすい説明でした。ありがとうございました。
- windowsだと不便だなと思いました。
- 初心者ですが作り方が分かったので良かったです。継続して参加したいです。
- 資料に書いて有ることはすべて出来たのでロジックを弄ってまずは出来ることを増やしてみたい
- 親切にサポートしてもらえて助かりました。 bot開発やってみようと思っても一人ではなかなか最初の1歩が踏み出せないのでこうした機会は非常にありがたいです。
- 去年くらいにやった時よりドキュメントもわかりやすく、また、dialoglowに感動しました。このようなapiが使いやすくわかりやすくあるのは助かります。
- Dialogflowも使ってみたかったので大満足です。
- Bot開発初心者でしたがとても分かり易かったです。
- 楽しかったです!
- とても楽しかったです。また是非参加したいです。また交流が生まれてとてもうれしいです。今後ともどうぞよろしくお願いします。
- 開発の流れや要素技術が理解できてものすごく満足度高い内容でした。ハンズオンのスピードが速いけど、親切なサポートの方で助かりました。
- クローラで学習ネタを集めた上で、会話ができるbotを作ってみたく、参加しました。Dialogflowほか、使ったことないものにもひとまず触ることができ、大変おもしろかったです。開催いただきありがとうございました。次回も、ぜひ参加したいです。
- いろんなセミナーが有りますが、とても満足度の高い、充実したものでした。
- 密度が濃密で面白かったです。
- 文脈に応じた対話の実現方法が理解できたので、非常に勉強になりました!
- 説明がとてもわかりやすく、資料もとても参考になりました。Botは気になりつつChannelだけ作成して終了してましたが、今回でBotの概念、仕組みが理解できました。そして、奥深いことも。。ありがとうございました。
- BOTの仕組み的なところも、もう少し踏み込んでお聞きできたらと思いました。 あと、関連技術についてもさらにご紹介いただけるとうれしいです。 今後もBOTの技術発展、楽しみにしています。
わかりやすかった、と言っていただけている声が多いのはとても嬉しい一方で、チュートリアルがMac OSベースとなっていたため、Windowsの参加者からは改善を求める声も。このあたりは次回改善せねば、というところです。
これは有志による勉強会
LINE Developers BootcampはLINEが提供するセミナーではなく、有志の開発者による勉強会というスタンスで開催しています。なので講師は必ずしもLINEのエンジニアではなく、コミュニティでその領域に明るい人、あるいは講師をすることによって自分自身の知識をブラッシュアップしたい人が講師を務めていき、参加することと講師をすることの両面でスキルアップできる機会になれば、と考えています。
Bootcampに参加した人が次回のBootcampでは講師として次の普及につなげていくような流れを作ることができればとても良いですね。LINEとしてはこういった有志による活動を応援するために、Bootcamp講師を務めた人をContributorとして認知し、Contributor同士のNetworkingや情報交換を深めるための温泉合宿の開催などをどんどん企画していこうと考えています。
今後の予定
直近では4/5にLINE Pay APIの勉強会が開催されます。LINE Developers Bootcampに限らずLINEの勉強会関連はConnpassで参加登録をおこなっていきます。
また、オンラインでも開発者同士のコミュニケーションやQ&AをおこなうためのチャネルとしてLINE developersのSlackスペースがあります。こちらもどなたでも参加いただけますので、よければ下記のURLよりご参加ください。
Slackへの参加:https://goo.gl/iQJjSQ