LINE BOOT AWARDS 2018 Final開催レポートと受賞作品/ファイナル進出作品のご紹介

こんにちは。LINEでテクニカルエバンジェリストとしてLINEのAPIを利用したデベロッパーのビジネスの成功をお手伝いさせていただいている立花です。

2018年11月10日にLINE BOOT AWARDS Finalが行われ、たくさんの候補作品の中から展示/プレゼンテーションの厳正なる審査を行い、グランプリ1000万円、協賛テーマ賞/部門賞50万円、スポンサー賞が決定、賞金の贈呈が行われました。本記事ではグランプリ候補として展示を行っていた頂いた皆様の作品のご紹介をさせていただきます。

LINE BOOT AWARDS 2018とは

LINE BOOT AWARDS 2018は個人・法人問わず誰でも参加が可能なCEK(Clova Extensions Kit)もしくはMessaging APIを実装したサービスを対象にした開発コンテストで、優勝賞金額は最大1,000万円、他にも「おうちハック部門」や「ファミリー部門」などの部門賞や、協賛企業・団体の提供するテーマに対し最適なソリューションとなるサービスを表彰する協賛テーマ賞などを複数設け、多角的な観点でサービスを表彰します。

7/12にアナウンスを行い、全国各地でハンズオン・ハッカソン等のイベントを開催し、世界中から1125件のサービスが応募、24チームがFinalに招待されました。

エントリー作品一覧

なお、大規模開発コンテストは2017年3月にFinalが行われた初回LINE BOT AWARDSに続き、2回目となります。

グランプリ(2作品選出)

ica ica(Ferdays)


指定した条件で新しい友だちを探し、バーチャルグループチャット!

ica ica Botを利用するとたくさんのゲームを遊べるだけではなく、条件を指定したり、ランダムに選択された新しい友だちと出会うことが出来ます。

既に100万人以上のユーザーが利用しているため、新しい友だちと出会える確率も高いでしょう。また、バーチャルグループチャットの機能もあり、盛り上がりそうです。

※LINEの利用規約は各国で異なります。本サービスはインドネシアにおける利用規約に従ったものです。

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Toubans! LINEで設定通知する当番お知らせサービス(西村 惟)


当番をLINEグループ上で簡単に設定&通知。グループトークとBotの強みがマッチした、これまでにない便利ツール。

家庭・学校など様々なグループで必要になることも多い当番制度。家事を当番制で行っているご家庭も多いのではないでしょうか。これまでは当番表を記入して壁に貼るような管理になりがちでしたが、Toubans!を利用するとそんなアナログな管理方法からは開放されます。

LINEグループにBotを追加すると、通常のユーザーIDの他にグループIDも取得可能になりますので、グループ毎に設定を永続化させるというようなことも簡単です。こちらのサービスではグループ用のAPIとLIFFを使ってリッチなインターフェースも実現されており、簡単に当番の設定を行うことが可能です。

一人のユーザーにインストールしてもらうだけでも大変なこの時代、LINE Botだと複数人のグループを対象としたサービスの運用にも非常に相性がよく、そんなところに目をつけた、新しいコミュニケーションが生まれる素晴らしいサービスです。「当番通知ならLINEグループ」が広がっていくといいですね!

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ファミリー部門賞(賞金50万円)

家族のお手伝い帳(チーム家族愛)

Clovaを通じてお手伝いにポイントを付与。子どもが色んなことを手伝いたくなる仕組みが満載。

子どもが片付けをしてくれたり、下の子のお世話をしてくれたりしたら負担が減るだけではなく、親として成長したなと嬉しくなりますよね。このサービスを使うことでお手伝いを効果的に促すことができ、習慣化につなげることが可能になります。

使い方は簡単かつ、色々と各家庭に合わせてカスタマイズが可能。まずはBotで子どもにしてほしいお手伝いを登録しましょう。お子さんがClovaに「お手伝いある?」と聞くとリストを教えてくれます。終わったら報告。保護者のLINEアカウントに終了通知がいくので、チェックしてOKならば合格と返信しましょう。これを重ねることでポイントが溜まっていきます。

ポイントの発行もClovaに呼びかけるだけ。Botに画像で送ることも出来ますし、プリンタを導入すれば紙の状態で印刷することもでき、お手伝いのモチベーションに繋がります。お手伝い履歴を見れたり、欲しいものを登録しておけば獲得までどのくらいのお手伝いが必要かを教えてくれる機能もあり、習慣化しそうな仕組みが満載です。

お手伝いというこれまでは親が子供にやらせることが多かった行為が、このサービスによってClovaとBotを通じた親子の双方向のコミュニケーションに昇華。毎日習慣的に利用していただけそうな、家庭での活躍が楽しみなサービスです。

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ビジネス/ワーク部門賞(賞金50万円)

Naturally InLINE Agile (NILA)(Team NILA)

トークルームの会話内容を解析し、プロジェクト管理ツールへ入力。サービスの行き来も抜けも防げる!

普段のコミュニケーションはLINEでも、タスク管理はプロジェクト管理ツールの利用が欠かせません。

このサービスを使うと、グループに追加したBotがトークルームの内容から内容やスケジュールを読み取り、自動的に最適な形で管理ツールへ登録してくれます。

登録された内容はLINEを利用して確認や編集も可能。グループからも利用できるというMessaging APIの特性を活かした、業務改善に役立ちそうなサービスです。

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おうちハック部門賞(賞金50万円)

該当なし

暇つぶし部門賞(賞金50万円)

謎解きサウンドホラーゲーム ゾンビのまち(VoiceApp Lab)

圧倒的完成度。VUIの先駆者がBotと密接に連携した全く新しい体験を創出。

有名スキルクリエイター集団、VoiceApp LabがMessaging APIやLIFFと連携した新規ゲームをリリース。ここまで完成された世界観やユーザーエクスペリエンスはもはやアトラクションの域に達しているといっても過言ではありません。

導入部から一気に世界観に惹き付けられ、すぐに次の展開が待ちきれなくなります。これまでVUIだけでは表現しづらかった視覚的なインターフェースはこちらもLIFFで見やすくスムーズ。BotからのPushメッセージも活用し、新しい体験が創出されています。

今はまだ家庭で使うことが多いスマートスピーカーですが、遊園地やショッピングモール等にこのようなVUI + LINEで遊べるアトラクションが導入される日もそう遠くないのでしょう。

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グループ部門賞(賞金50万円)

おもいでロール(つくるラボ)

トーク画面のキャプチャを印刷。おもいでをロールにしてずっとずっと残せます。

ずっと残しておきたい素敵な思い出。でも写真だけではその瞬間の会話の内容までは保存できません。おもいでロールを使うことで、トーク画面の日時を指定して画面のキャプチャを印刷することが可能です。ロールのままでも良いですし、例えば紙のアルバムに写真と一緒に貼っておくと、いつまでもその時の会話や雰囲気まで保存してより深く思い出せますね。

このBotのすごいところはLINEグループに追加するだけで使えること。普通の友だちのようにトークルームに保存しておけば、好きなタイミングBotに呼びかけ、期間や背景色、含める/含めない人などを指定して印刷することができます。LINEならではのグループトーク機能に着目し、写真では残せないコミュニケーションまで思い出として残すことが出来る、いつまでも愛され使い続けられそうなサービスです。

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学生部門賞(賞金50万円)

Toubans! LINEで設定通知する当番お知らせサービス(西村 惟)

グランプリと同時受賞

エンジニア部門賞(賞金50万円 – 2作品選出)

動け!フレンズロボットシステム(rino products)


Clova Friendsがパワーアップ!API経由でスキルから動かせます。

Clova Friends、Clova Friends miniにドッキングできるロボスーツと、ロボスーツを装着したClovaデバイスと遊ぶことができるスキル。Clovaのキャラクター性に、動きによる表現を加えることで、唯一無二のスマートスピーカーを目指した作品です。

3Dプリント用のデータや組み立て方、Web APIが公開されており、自分でカスタマイズすることも可能です。

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ClovaカメラとおうちSkill & BOT(吉田 顕一)


Clova Friendsがパワーアップ!API経由でスキルから動かせます。

Clovaにカメラを接続、撮影した写真を解析することで顔を認識し、その人に最適な情報をLINE Botで教えてくれるサービスです。「おはよう」や「いってきます」と話しかけることで、スケジュールを読み上げてくれたり、その日の服装に合ったアクセサリーなどの提案をしてくれます。

おうちの未来が見える、夢がある

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Gatebox賞(急遽新設)

いもうとBOT(いもうとBOT開発チーム)

可愛いらしく賢い「いもうと」が生活をサポート。依存度高し。

前回のBOT AWARDSにも応募され、長く愛されている「いもうとBOT」が最新API&Clovaに対応。

この「いもうと」は可愛いだけじゃなく、とても賢く、様々な要求に応えてくれます。天気や時刻表、リマインダのチェックはもちろん、一緒にゲームを遊んでくれたりお願いした時間に起こしてくれるなんてことも。そしてその全てが使いやすくデザインされており、ストレスがありません。

ストレスがないということはサービスとユーザーの壁を無くすためにはとても重要なポイント。またClovaに対応することで、忙しくて手が使えない等様々なシーンでの活躍も可能に。また、顔判定で割り勘の額が変動する等、技術的な面白さも。

前回から1年半、その間にリリースされた数多くのAPIを上手にご利用頂き、とても沢山の機能が追加されるとともに、UXもかなり改善されている印象です。今後も生活に溶け込むような「いもうと」として活躍が楽しみです。

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OMRON connect 賞(協賛テーマ賞/賞金50万円)

まるもん(システムズ)

一人で暮らすお年寄りを暖かく見守る「まるもん」。Clova ⇔ Botの双方向のコミュニケーションで三日坊主を防止。

高齢化と核家族化が進み、一人暮らしの高齢者は現在592万人にまで増加しているそう。心配でも毎日連絡するのは億劫でついつい忘れがち。

まるもんを使うと、LINEグループにBotを追加するだけで一人暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんの様子を見守ることができ、同時にコミュニケーションも取ることができます。

おじいちゃん、おばあちゃんはまるもんに「おやすみ」というだけ。気温やお薬など有益な情報だけではなく、家族が投稿した今日あった嬉しい出来事などのボイスメッセージをまるもんが読み上げてくれます。OMRONの血圧測定機器にも対応しており、健康状況を知ることも可能。

これまでに無かったコミュニケーションを創出したことだけではなく、ITリテラシーの低い高齢者にはClovaスキル、家族側は家族のLINEグループがインターフェースとなり、双方の利用者が利用したくなる、使っている家族の笑顔が想像できる点が優れています。

まるもん

Xperia Ear Duo 賞(協賛テーマ賞/賞金50万円)

My Caddie(Groovers)

ゴルフのラウンドをClovaスキルでトータルサポート。位置情報に紐付いた情報をキャディーのようにアドバイスしてくれます。

Xperia Ear Duoを利用し、まるで本物のキャディのように的確なアドバイスをしてくれるClovaスキル。ラウンド開始前にグループ上で同じスタンプを送ることにより仮想的なグループが作成される面白い仕組み。

ゴルフ場にはLINE Beaconが設置されており、ティーグラウンドに立つと自動的にコース情報を教えてくれます。ティーグラウンドだけでなくコース上にもBeaconが設置されユーザーの位置情報を適宜送信しますので、迷ったらタップで起動するだけ、場所に応じてどう打つべきか、正確なアドバイスをしてくれます。

結果の登録も簡単。確認はLINE Botを利用することによりグラフで視覚的に確認することが可能になっています。

Beaconとスキルの強みを上手く融合させた、これまでにない使いやすく便利なサービスです。

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RIZAP 賞(協賛テーマ賞/賞金50万円)

MY BODY〜かんたんヘルスケア〜(金谷拓哉)

ついつい忘れがちな体重や血圧記録。ClovaスキルとLINE Botで習慣化。

ダイエットや健康管理には毎日の記録が有効です。でもつい忘れてしまいがち。

MY BODY〜かんたんヘルスケア〜を使うとClovaスキルを利用して声でインプットし、LINE Bot上に実装されたLIFFで結果を見やすくグラフで確認することが出来ます。

LINEのユーザー層や強みを理解し、人々に愛され「生活に溶け込み人々のサポートをする」という我々がClovaに込めた想いを実現してくれそうなサービスです。

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鎌倉市SDGs未来都市 賞(協賛テーマ賞/賞金50万円)

鎌倉市「投書箱」BOT(MegaMouse合同会社)


LINEから簡単に投書や、投書後の進捗確認を行うことができるサービスです。市民が投書を行うまでのハードルを下げると同時に、投書自体のデジタル化によって行政職員の業務負荷も改善できます。

住民に愛され使い続けられること、多くの課題を解決してくれることが期待できますね。

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鎌倉ごみ調べ(e-Craftsman)


ダンボールや空き瓶など、出したいごみの名称や画像をLINEから送るだけで、登録した地域のごみ収集日を確認できます。また、送信した位置情報をもとに指定ごみ袋の取扱店を教えてくれたり、あらかじめ日時を設定すれば、収集日当日にアラームによるリマインドもしてくれます。

LINEなら画像や位置情報の扱いも簡単。身近な課題を解決してくれそうな、使ってみたくなるサービスです。

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※ 以下順不同

らくらく移動ちゃん(温泉BBA)

Xperia Ear Duoを利用して、駅のエレベーターや授乳室がある出口を調べられるClovaスキル

Clovaスキルはスマートスピーカーで利用するものだと思っていませんか?Xperia Ear Duoを利用することで、外出先、ウォーキング中などシーンを問わず、どこでも簡単に利用することができます。

らくらく移動ちゃんを使えば、重たい荷物を持っているときや、急いで目的地に近い出口を調べたい時に、タッチでスキルを起動して駅名と路線を言うだけで、歩きながら目的の出口を調べることが出来ます。LINE Botにも対応しており、予め調べた結果をLINEに送ることも可能。

手を使わずに操作できるというVUIの強みを活かした便利なだけではなく、歩きスマホという大きな問題の解決にも役立ちそうです。

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マイトレーニング(KEN)


ClovaスキルでHIITトレーニングのサポート!動きの指示はLINE Botで視覚的に、コンテンツの販売はLINE Payでシームレスに

ヨガ/トレーニング中は手が使えないため、VUIが活躍してくれることが期待されているシーンの一つです。このサービスは単にトレーニングのための音楽を再生できるだけではなく、LINE Botと組み合わせることで言葉ではどうしても伝えにくい動きを視覚的に伝えてくれます。過去の履歴もLIFFで視覚的に確認できます。

また、LINE Pay APIを利用することでわざわざサービスのサイトにログインする必要なく、追加のコンテンツを購入し、すぐに利用を開始することも可能。

スキルだけでは色々と表現に困ることもあると思いますが、CEKはMessaging API、Pay APIとの連携もスムーズです。それらを上手く組み合わせることでユーザーに継続的に愛されるであろうサービスに仕上がっています。

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おっちょこちょいのおちょ子ちゃん(アセロラプロダクション)

LINEのプラットフォームはゲームの運用にも最適!良いゲームはLINEの機能を通じてどんどんと拡散されていきます。

Bot = チャットボット = AI/人工知能 = 実装が難しく使い所に困る、という印象をお持ちのかたもまだ多いかと思うのですが、LINE Botはチャットボットを作るためのAPIではなく、多種多様なAPIを利用して様々なサービスを運用することが出来る”プラットフォーム”です。

本Botではこれまではどうしても紙媒体/ネイティブアプリ/Webサービスを立ち上げて運用する必要のあったゲームをLINEのAPIを上手く組み合わせて、ユーザーが違和感なく、シームレスに楽しめる体験が創出され、多くのユーザーに愛されています。

愛くるしいおちょ子ちゃんのキャラクターもサービスとユーザーの垣根を無くすという点で重要なポイントですね。

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読みの神Skill & BOT(吉田 顕一)

Clovaスキルが色んな読み上げ問題を出してくれ、成績アップ。問題の登録はBotを使って簡単に。

まだまだ紙/ペンが主体の学習。このサービスを利用することでClovaスキルが勉強のサポートをしてくれます。スキルを立ち上げたら学年とカテゴリを言うだけ。問題文を読み上げてれると同時に親のLINEアカウントに問題のデータも送信されます。答え合わせはOCRにも利用した自動採点にも対応しています。このあたりはBotが強いところですね。

出題される問題はプリセットだけではなく、OCRを利用してBotから簡単に追加することが可能です。これで間違った問題のみ再出題するというようなことも簡単に!学習の結果がデータとして蓄積されるのもポイントですね。

ClovaとBotがそれぞれ苦手な分野を補い合い、子どもと親という違う立場のユーザーどちらにとっても便利で使いやすいサービスとなっています。

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育児日記(ニシカワシンスケ)


育児の記録を便利に。そして記録を通じて夫婦のコミュニケーションを変える。

大切な赤ちゃんの健康状態の管理のため、授乳や排泄等の記録を欠かすことは出来ません。でも色々と追われてしまい出来なかったり忘れてしまったりということも。このサービスを利用すると、Clovaに呼びかけることでハンズフリーでデータを記録することが可能になります。

連携するBotも使いやすく実装されており、内容をグラフィカルなインターフェースで見やすく確認できたり、簡単に別の日のデータを見られたりと使いやすくするための工夫が散りばめられており、ストレス無く利用されているシーンが想像できます。

なおBotはグループに追加することも可能なので、夫婦のグループに入れておくことでお互いのやっていることを可視化でき、そしてお互いを尊重できるようなコミュニケーションが生まれます。忘れていた時のリマインダーは敢えて実装せず。今、全ての夫婦に必要なサービスかもしれません。

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Clova&LINEで絵本読み聞かせ(himanago)

新しい絵本の形。ただ読むだけではなく、Botと組み合わせた新体験

絵本。自分達が子どもの頃親に呼んでもらっていた絵本が未だに読まれていることも珍しくない、長年に渡って子どもに愛されているコンテンツです。しかし、子どもの「読んで読んで攻撃」にいつでも応えてあげることって難しいですよね。

このサービスの利用はお子様でも簡単です。スキルを起動し、読んで欲しい絵本を言うだけ。あとはClovaが絵本を読みつつ、Botでは音声に合わせたタイミングで絵本の画像とテキストが表示されていきます。タブレット型端末とも相性が良さそうですね。

CEKのAudioPlayerを利用し、新しい形の音声とUIの融合が実現されています。コンテンツはLINE Payで追加購入できるようになるようなので、これからが楽しみですね。

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受付嬢サリー(受付嬢サリー)

Clovaがオフィスで大活躍!受付システムはClova & Botにおまかせ。

まだまだ自宅のリビングや寝室で使われていることが多いスマートスピーカー。LINEのAPIと連携すればオフィスでも活躍できます。

訪問される方にあらかじめ受付番号を伝えておくか、LINE Botで受付登録を済ませておいてもらい、受付に来たらClovaに受付番号を伝えるだけ。Messaging APIを通じて自分のLINEやメールに呼び出しがかかります。twilio APIとも連携しているので、メール→LINE→電話とエスカレーションしていくことで待ちぼうけも防ぐことが出来ます。

スマートスピーカーを利用した受付システムのプロトタイプは以前からありますが、LINEならMessaging API、LINEログイン等を適材適所に実装し、社員管理から利用までLINEアカウントだけで完結。導入の障壁が低く、今後色々な場所でも活躍してくれそうですね。

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Dr. スサノス ~海外での病気をサポート~(Susanos)

心配な海外旅行時の体調不良、もしもの時の病院/薬局でのコミュニケーションもLINEで安心!

海外に行くとよくある原因不明の体調不良。せっかくの旅行なのに腹痛でホテルから一歩も出られずという悲しいお話もよく聞きます。そんな時にはDr. スサノスに助けを求めましょう。国を選んだらあとはいくつかの質問に答えるだけ。可能性の高い病気と、服用すべき薬を教えてくれます。

薬が判明したら現地語での処方箋を発行し薬局へ。近くの薬局の検索もLIFFで実装されており、位置情報の送信すら必要ありません。薬局でスタッフに見せれば現地の言葉しか分からないスタッフしかいなくても目的の薬を購入出来ます。シンプルで使い方が明確ですが、UXはよく考えられ最短経路で目的の機能にアクセスすることが可能です。

海外だと容量の多いアプリのインストールが大変だったり、ネットワークが遅くていつまでもダウンロードが完了しないということもある中、LINE Botなら友だち追加ボタンを押すだけで一瞬でインストール完了です。海外旅行の際の時の強い味方になってくれそうです。

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ブロック遊びの お題の提案&作品共有(Ryota Ikeuchi)

一人遊びになりがちだったブロック遊びをみんなの遊びに。作品を通じたポジティブなコミュニケーションが生まれる。

知育に有効なブロック。皆さんも子供の頃やりましたよね?でも、自宅で「誰か」と一緒に遊んだ記憶ってありますか?一人で作っては親に見せたくらいの記憶しかないのではないでしょうか?

このスキルを使うと、お子さんはClovaから今日のお題を提案してもらえます。もうネタ切れの心配はありません。完成したら親に写真を撮ってもらいBotを経由してアップロード。Botからアップロード作品一覧をリクエストするとポジディブなフィードバックができるボタンと共にBotから送信されるので、良い作品には良いフィードバックが集まり、モチベーションのアップが期待出来ますね。

まだ言葉が読み書き出来ないお子様をターゲットとしているだけでも新規性があり面白いのですが、お子さん同士のコミュニケーションも生まれるのがこのスキルのすごいところ。コミュニケーションの総量を増やしてくれる、将来が楽しみなサービスです。

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LINEで順番待ち(株式会社ブレイブテクノロジー)


もう寒い中行列に並ぶのは時代遅れ。自宅にいながら順番を待ち、到着後すぐに入店できます。

人気店には行列が出来るもの。暑かったり寒かったりの中で長く待つのは時間がもったいないだけでなく体力的にも消耗します。店舗側からしても列が膨らむことによる通行の邪魔であったり、並んでいる最中の話し声で周囲の家庭や店舗に迷惑をかけてしまうことがあり、大きな課題となっています。

「LINEで順番待ち」を利用することで現在地近くの店舗やお気に入り店舗にLINEだけで並ぶ(=整理券が発行)ことができますます。発行後は今自分が何番目かが確認できるだけではなく、順番が近づくとプッシュでお知らせしてくれるので、それまでの時間を有効に使うことができます。同時間帯に重複した待ち合わせの禁止や大勢の場合は電話への誘導、データの蓄積等お店側に嬉しい機能も色々。

飲食店と顧客双方の課題をLINEを利用して解決していただき、三方良しのサービスで導入が続々と進んでいるのも納得ですね。運輸業界をターゲットとしたTruckCALLの展開も楽しみです。

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Goldfish Brain Savior(Ai Q Rangers)

LINEで友だちになっていなくても仮想的なグループを作成できる!

どんどんと色々なことができるようになっているLINE。ただ友だちになるのにはちょっと抵抗があったりしますよね。このBotを使うと仮想的なグループを作成し、その中で割り勘やリマインダーを利用できます。

OCRで簡単に情報を登録できるようになっているのも嬉しいですね。特筆すべきはUI。Rich Menu API、Flex、LIFF、quick reply等を組み合わせ本当に気持ちいいレベルまで作り込まれています。

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Laf先生(Laf)


分からない問題の写真を撮ってLINEで送るだけで丁寧な解説動画が送られてくる!

方程式や関数を知らなければ解けない問題って、どう調べてよいか分からず先生に聞くしかなかったりしますよね。そんな時、Laf先生では問題の写真を送るだけで解き方が動画で送られてきます。

LINEとMessaging APIを利用すれば写真の撮影&送信も、動画の受信&再生もとっても簡単。いつも使っているLINEの慣れたインターフェースで難しい問題の解き方を調べることができます。LINEの利用率が高い中高生が対象なので、違和感なく受け入れられそうです。

AIやチャットボットでは無い「プラットフォーム」としてのLINEのAPIを上手く使い、テキスト以外のコンテンツの送受信によるこれまでになかったコミュニケーションが生まれました。

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スマイルバトン フードコートの混雑問題を解決!(ジュニ)

子供を連れてぐるぐる歩き回りながら待つしか無いフードコートの問題をLINE Botで解決。

土日の混雑するフードコート。決まった並びの列などの仕組みがないことも多く、ぐずる子供の手を引いて歩き回りながら偶然近くの席が空くのを待つしか無いというシチュエーションもよくありますよね。運が悪いと後から来たファミリーの方はどんどん席に座っていったり。

スマイルバトンを使うと、もうすぐ席を離れるというタイミングで登録したファミリーと、座りたいと思って登録したファミリーをマッチングさせ、あと何分くらいで、どこの席に行けばよいかを普段から使っているLINEで確認することが出来るようになります。

こういった他のユーザーの方とのマッチングが発生するサービスの一番のネックは他に使っているユーザーがいないといくら待ってもマッチングされないこと。LINEなら使っている方も多くBotの友だち追加だけで使えるようになりインストール障壁が低いという強みがありますので、他のプラットフォームと比べ非常に有利です。

スマイルバトン、その名の通り笑顔がバトンのようにリレーしていく。そんなフードコートの登場が待ち遠しいですね。

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LINE@登録すると使えるフリーWiFi(ソーシャルデータバンク株式会社)


業種問わず広く利用されているLINE@。友だち追加を条件にフリーWifi接続可能にし、ユーザーとの接点を創出。

LINEの法人向けアカウントLINE@。導入店舗、成功事例も増え続けております。Messaging APIもLINE@の一機能という位置づけなのですが、ユーザーとのコミュニケーションを行うためにはまず友だちに追加してもらうことが必要になります。

そのためにホームページにバナーを設置したり、クーポンを配布する等工夫をしていただいているのですが、このサービスを導入することでフリーWifiの接続の際にLINE@の友だち追加を条件とすることが可能になります。

会員登録やアプリインストールを条件にフリーWifiに接続できるソリューションが一般的ですが、メールは開封率が低く、アプリはプッシュ通知をなかなかONにしてもらえません。LINE@導入済み店舗の方には友だち追加数増加、フリーWifi設置店舗の方にはユーザーとの新たな接点作りと、メリットの多いサービスです。オリンピック、インバウンド需要も期待できますね。

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うけトリ(限界集落大学院)


不在、代引きなど改善の余地が多い配達をLINEのAPIを組み合わせてを一新。

通販でものを買ったのに急用でどうしても家にいることが出来ない、宅配ボックスに入れておいてほしいけど代引きで注文してしまったなど、受け取ることが出来ず配達員の方に申し訳ない思いをしてしまうことも多い宅配。

うけトリを使うと不在時には自動的に家主のLINEに写真付きで通知、宅配員の方とLINEでやりとりの上、宅配ボックスの鍵を出先から解錠することが可能です。代引きはLINE Payで簡単に決済。配達ボックスに何か入っている状態で帰宅するとLINE Beaconが検知し、宅配ボックスのドアが自動的に開きます!

またポスト内のカメラが見逃しがちな重要書類を検知し通知してくれる機能も。IoTがLINEのプラットフォームやAPIと出会うことで利用しやすく、本当に便利なサービスが生まれてきています。

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まとめ

昨年のLINE BOT AWARDSの開催時と比較して、Messaging APIにはLIFF、LINE Pay API、Flex Message等たくさんの強力なAPIが追加、またAIアシスタントClova向けスキルを開発するためのキットであるClova CEKもリリースされ表現の幅、実現できる機能が大幅に増加しました。

その結果、既存のコミュニケーションの置換えにとどまらず、これまでになかったユーザーエクスペリエンスを実現し、LINEだからこそ出来る、コミュニケーションの総量を増やすようなサービスが続々と生まれてきています。

エントリー作品を見ていただくと分かる通り、既にLINEのプラットフォーム上ではお子様からご高齢者の方、法人、グループまで幅広い層、外出先や手が使えない状況等の新しいシーンを対象としたサービスを実現でき、またVUI、ゲーム、AI、IoT、決済、Web等様々な技術を容易に組み合わせることが可能となっております。また、開発したサービスは1億6,500万人(※日本、タイ、台湾、インドネシアのMAU計)のユーザーが、友だち追加ボタンをタップするだけでお使いいただけるようになります。

LINEでは今後もDeveloper向けのプロダクトの開発とDeveloper Relations活動を通じて、これまでに無かったコミュニケーションの創出、そしてコーポレートミッションである「CLOSING THE DISTANCE」を実現していきます。

本記事で紹介したAPIの紹介記事・ドキュメント