12月18日、LINE新宿オフィスにて、「FROKAN × UIT #2」を開催いたしました。
本イベントは、DeNA 主催のフロントエンドイベント「Frontend de KANPAI!(FROKAN)」と、弊社メンバーが中心となっているフロントエンドイベント「UIT」のコラボレーション企画です。第二回は UIT が主辞となり、FROKAN の運営メンバーを招待する形で開催いたしました。
前回のブログ: https://engineering.linecorp.com/ja/blog/frokan-uit-1-report/
UIT とは?
UIT は、 LINE のメンバーが中心となって発足した、「User Interface × Technology」を掲げるコミュニティです。 ユーザーの目に見える部分を技術で解決する開発者のための、実践的なコミュニティとして活動。JavaScript だけでなく、また、ユーザーインターフェースだけでもなく、多面的なテーマ設定が特徴となっています。 過去には BFF(Backend for Frontend) のような技術にフォーカスした勉強会や、「わたしたちにとってのVue.js」と題した様々な現場での Vue.js の事例など、トレンドを追いながらも地に足の着いた話が多い点も魅力の一つです。
LINE の東京オフィスのメンバーではじまったコミュニティですが、外部コミュニティの方々との Podcast での交流、福岡でのミートアップ開催や、その他のフロントエンドイベントとの共催など、LINE に限らない枠組みでフロントエンドコミュニティの活発化を目的として活動しています。
https://uit.connpass.com
当日の様子
UIT恒例のプレアンケートクイズの結果発表からスタート。今回はトーク中の画面に「いいね」が飛びかうスペシャル仕様のなかクイズの様子が語られます。
また、あわせて今回のLTバトルのルールも紹介。来場者に配布した投票用の SPA を元に、「いいね」された数で競う形式をとりました。
デザイン LT「LINE 生田 望 vs DeNA 小松 貴之」
クイズ紹介のあとは LT バトルがスタート。一回戦は「デザイン × フロントエンド」がテーマとなります。
先攻は LINE の生田が登壇。「UITしくじり先生 俺みたいになるな!!」をタイトルに、フロントエンドリニューアルにおける失敗とこれからの反省について話しました。
後攻は DeNA 小松さんが「最近関わった案件のおはなし」で登壇。
今年携わった案件において、クリエイティブ要素をいかにフロントエンドで工夫したかを紹介していただきました。
バックエンド LT 「LINE 緑豆はるさめ vs DeNA P-Chan」
二回戦は「バックエンド × フロントエンド」をテーマに実施。フロントエンドエンジニアならではのバックエンドに対するトークが光ります。
先攻はLINEの緑豆はるさめが登壇。「GraphQL Serverをつくる・つなぐ」をテーマに、LINE のデザインシステムの一端を担うアイコンフォント管理ツールにおける GraphQL の運用を紹介しました。
後攻はDeNAよりP-Chanさんが登壇。
「APIになろう」をタイトルに、自身のプロフィールや資産情報を API として公開するまでの道のりを紹介いただきました。
フロントエンド LT 「DeNA 平嶋 美紀 vs LINE Alan Davalos」
ラストが純粋なフロントエンドがテーマ。
先攻はDeNAより平嶋さんが「サーバーレス × フロントエンド 試行錯誤録」で登壇しました。
Firebase, AWS Lambda, Contentful をいかにフロントエンドと接続したか。実際にあたった問題などのナレッジを共有いただきました。
イベントのトリはLINEよりAlanが「Differential Servingでコードにダイエットさせましょう!」のタイトルで発表しました。
閲覧環境の9割を占めるモダンブラウザに対して、不要な Polyfill や ES5 コードを削除。結果的にプロジェクト内でコード量を 20% 削減するまでを紹介しました。
結果発表
イベントの結果はデザイン・バックエンドにて FROKAN チームが、フロントエンドにて UIT チームが勝利を収め、最終的には 2:1 にて FROKAN の勝利となりました。
DeNAめでたい!!!! #frokan_uit
— 緑豆はるさめ (@spring_raining) December 18, 2019
LINEのメンバーも非常に前線してくれた結果、年末LTにふさわしい良い勝負の機会となったのではないでしょうか。
来場者の様子
当日は投票アプリを起動しながらも多くのツイートを頂いており、学びあり、笑いありのイベントとなりました。
LINEのプライベートクラウド!凄い!(小並感#frokan_uit pic.twitter.com/3Byke2mvsx
— おりばー (@oliver_diary) December 18, 2019
あ、このフロー、GitHub Pull Requestと同じ原理やん!だったらAPI使ったろ!の部分が個人的に感動しました。発表者にお伝えください #frokan_uit
— やまのく / Okuto Oyama (@yamanoku) December 18, 2019
楽しかったしタメになった!!
やる気が上がったのでもっと頑張ろう!#frokan_uit— let engineer (@nknknken) December 18, 2019
おわりに
第二回目の共催イベントでしたが、他業種との関わりかたなどを相互に共有する場であった初回から一転、LTによる対決ということで、また違った両イベントの姿をお見せできたのではないでしょうか。
次回のミートアップは UIT としての単独での開催を予定しておりますが、今後もコラボイベントは積極的に計画中です。ぜひイベント開催の際は、お越しいただけますと幸いです。
最後に、 UIT ではフロントエンドに限らず、デザインやバックエンドについての知識を持つフロントエンドエンジニアを広く募集しております。
ご興味のあるかたは、ぜひ以下のリンクをご参照ください。