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DEIM2020にオンライン形式で参加・発表しました

Data Labsのデータサイエンティストの大木と、リサーチャーの高橋です。

3月2日(月)から4日(水)まで開催された DEIM 2020 (第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム) に協賛企業として参加しました。

まずはじめに、今回わずか準備期間2週間という非常に短い期間でありながら、急遽オンライン学会となったDEIM2020を成功させようと関わった運営ならびに参加者の皆様に心から感謝申し上げます。

発表者としてオンラインでの発表に慣れてないこともあり不安はありましたが、始まってみると特にトラブルなく無事発表を終えることができました。

また参加者として、オンライン上で学生の活き活きとした発表を聴講させていただきました。

会議全体を通じてとても2週間で準備したとは思えない完成度の高いオンライン学会に発表・参加することができ、運営側のパワーを非常に感じました。

以下に、技術報告セッションで発表しました大木と、セッションで座長を務めました高橋から、内容およびオンライン参加体験について紹介したいと思います。

技術報告セッションでオンライン発表

3/3(火)に[C4]ソーシャルビッグデータ②というセッションで技術報告させていただきました。

講演資料はこちらになります。コミュニケーションアプリLINEの友だち追加画面をシンプル化するプロジェクトでの分析事例とLINEのデータサイエンティストの役割について紹介させて頂きました。ぜひ一度ご覧ください。

オンライン発表は初めてで不安もありましたが、事前に運営側で用意されていたDEIM2020オンライン開催虎の巻にそって準備を進めました。

Cisco Webex会議システムを利用しましたが、マニュアルがGithubで公開されているので、今後オンライン学会を検討する際に非常に参考になると思いました。

当日、発表が始まる15分前に接続確認を行い、いよいよというところで参加者がぞくぞくと入室してくるのを見ていました。

実際の聴講数や参加者名が見えることもあり、多くの方に聴講していただけていることも実感できました。

発表終了後、LINEのデータ分析プロセスの詳細や、LINEに所属して研究活動を行うことも可能かといった質問を頂きました。

本資料を通じてLINEのデータサイエンティストの仕事に少しでも興味を持っていただければ幸いです。

オンラインで座長を担当

3/2 (月)に[E1]セキュリティ・プライバシ①というセッションで座長を担当させていただきました。

特に、DEIM2020の最初のセッションで座長ということもあり、未知の経験に対するドキドキとワクワクを感じていました。

マイクや画面共有でトラブルがありましたが、集合形式のいつもの学会でもプロジェクターへの接続トラブルなどありますので、終わってみればセッションの運営はオフラインと大きくは変わりませんでした。

短期間でオンライン開催をご準備頂いたにもかかわらず、細やかな配慮と、十分なテストの機会をご提供頂き、滞りなくセッションを進行することができました。

一重に関係者のみなさまのご尽力のおかげです。ありがとうございました。

また、残念ながら中止となってしまいましたが、毎年恒例の「企業研究者BoF」の幹事を担当しておりました。

企業研究者BoFの登壇者として、10社以上のエンジニア・研究者・経営層の皆様にご協力頂いておりました。誠にありがとうございます。

来年のDEIMもしくは別の機会で同様にご協力頂けますと幸いです。

加えて、3/2 (月)の[E2] セキュリティ・プライバシ②というセッションでは2019年夏インターンの高木さん(京都大学)に、インターンの成果を発表していただきました。

こちらについては、別途、報告記事を掲載予定です。

企業ブース用ポスターの公開

今回は残念ながら協賛企業ブースで参加者のみなさまとお話しする機会を作ることができなかったので、展示予定していたポスターを以下で公開しています。

弊社のBX(Brand eXperience)デザイン室の協力のもと作成しました。とてもスタイリッシュに仕上げて頂きました。

ぜひ来年は現地で活発に議論できればと思います!

おわりに

さいごにですが、初日のDBSJアワーで弊社のサービスLINE LIVEを使った中継等で協力させていただきました。大規模なオンライン学会の進行に弊社のサービスが貢献できたことを非常に嬉しく思います。

来年のDEIMでもLINEのデータ分析事例および研究についてより多く報告できるように、積極的に活動していきたいと思います。

LINE Data Labsでは、データサイエンティスト、機械学習エンジニア、およびリサーチャーを積極的に募集しています。

LINEの実データを分析しながら、最新の研究手法を開発する機会もたくさんあります。カジュアル面談も積極的に行っていますので、ぜひ応募をご検討ください。