こんにちは。LINEでテクニカルエバンジェリストとしてMessaging APIやClova Extensions Kit(CEK)等プラットフォームの啓蒙活動をしている立花です。
この記事はLINE Engineering Blog「夏休みの自由研究 -Summer Homework-」の7日目の記事になります。
この記事では公開から約1ヶ月経ったClova CEKへの各種アップデートや外部開発者の方によって執筆された開発関連情報、スキル開発のインセンティブについてご紹介します。
スキルストアオープン
お待たせしておりました、Clovaスキルストアが公開されました。
開発後審査に通過したスキルを公開し、ユーザーの方に使っていただくことが出来ます。
なお審査に通過するためにはデザインガイドラインの遵守が必要になります。時間のロスを防ぐためにも提出前によく読んで頂くことをおすすめいたします。
Clovaスキル向けPython版、Kotlin版、Elixir版SDK公開
Clovaスキル向けSDKにPython版、Kotlin版、Elixir版、Java版が追加され、CEKオープン時から公開されているNode.js版、Swift版と合わせて6つの言語でスキル開発を簡単に行って頂けるようになっております。
いずれのSDKもPull requestをお待ちしておりますので、お使いの方で気になる点やもっとこうした方が良いのでは?というような点のある方はどしどしお送り下さい。
なお、初めてPull requestを送る際にはICLAへの署名が必要となります。詳しくは各プロジェクトのCONTRIBUTING.md
をご確認下さい。
各プラットフォーム向け人気の開発講座
Clovaスキルを動作させるためのコードを開発してもインターネット上のどこに置けば良いのか分からない、という声をよく頂きます。
既に代表的なPaaSについて解説された記事を公開していただいておりますので、是非ご覧ください。
[入門]Clovaスキル(CEK)は作りながら覚えて行く(前提知識編)
CEK + Lambda + API Gatewayを利用したスキルの開発手法について書いて頂きました。他にもLambdaで使えるClovaのSDKも開発してくださっています。
Clova公式SDK(Node.js)のAWS、Firebaseでの動かし方
AWS、Firebaseを利用したスキルの開発手法について書いて頂きました。
Cloud9とGAEでClovaの公式チュートリアルを一瞬で突破してみた
Cloud9とGAEを利用してチュートリアルを一瞬で突破して頂きました。
Clova SDK で作ったカスタムスキルを色んなサーバーにデプロイしてみる
Heroku、Lambda、Firebase、IBM Cloudへのデプロイ方法を解説して頂きました。
皆様、本当にありがとうございます。
Developer of the Monthのご紹介
スキルストアオープンに合わせ、Developer of the Monthという取り組みを開始しました。
毎月一度LINEのAPIを利用して素晴らしい作品を開発していただいた開発者の方を新宿ミライナタワーオフィスにご招待し、インタビューと副賞の贈呈を行います。
第一回はキャプテン九九、歯みがきくん、コロニーを救え!等の人気のスキルをリリースして頂きましたVoiceApp Lab様です。スキル開発にかける想いや手法等をインタビューさせていただき、副賞として10万円を進呈させて頂きました。
Developer of the Month 2018.08 VoiceApp Lab様インタビュー
この取り組みは今後も続けてまいりますので、過去のインタビューをお読みの上、スキルのクオリティアップを目指して下さい。選定基準については現在非公開で、選ばれた方にはメールにてご連絡させて頂きます。
CEKハンズオン等イベントに参加されたい方へ
Clovaスキル、LINE Botを大賞とした開発コンテストLINE BOOT AWARDSに合わせ、CEKのハンズオンやハッカソンを全国各地で多数予定しております。
やろうやろうとは思っていても中々手が進まないということはありますよね。この機会に是非ご都合に合わせてご参加下さい。
BOOT AWARDSへの応募方法につきましては続報をお待ち下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今後も機能改善やプレゼント、キャンペーンなど多くのアップデートを予定しておりますので、ご期待下さい。
なお、ご質問に関しましては公式Q&Aサイトの方へお寄せ頂けますと幸いです。
スキルをリリースされた暁には是非ハッシュタグ#Clova_CEK
をつけてつぶやいてくださいね。皆様のスキルを体験できる日を楽しみにしております。
明日はsuzuki-shunsukeさんによる、「grpcでバラバラなslack botが1つになる」です。