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LINE Taiwan TechPulse 2016参加レポート

こんにちは、LINE Taiwanでエンジニアとして働いているShawn Tsaiです。LINEはユーザーのためのスマートポータルを実現するために、LINE Platformの様々な機能を開発者に公開し、クリエイティブなchatbotアプリケーションの開発を奨励してきました。日本で大盛況となった技術イベント「LINE DEVELOPER DAY」に続き、台湾でも2016年12月26日に「LINE Taiwan TechPulse」というイベントが開催されました。現地のパートナー会社や優秀な開発者をはじめ、実に600人を超える参加者が集まりました。今回のイベントでは、LINE Platform上で開発者が利用できるリソースについての説明とともに、LINEのエンジニア文化とキャリア開発の機会についての紹介がありました。

発表スライド

発表は計9つのセッションに分かれて行われ、LINE Platformの様々な技術とクリエイティブなアプリケーションが紹介されました。各セッションの発表スライドは、以下にてご確認いただけます。

Opening Keynote

発表者:Marco Chen

LINEは「CLOSING THE DISTANCE」をミッションとして掲げ、スマートポータルの実現を目指しています。そのためにLINEは、LINE Platform、Messaging API、bot技術に注力しています。

LINE Messaging API

発表者:Kevin Luo

LINE Messaging APIは、LINE Developer Day 2016において公開されました。このAPIを利用すれば、様々なタイプのメッセージを送信できるchatbotを作ることができます。

LINE Business Platform

発表者:Augustin Wang

LINE Platform上でより迅速かつ簡単にアプリケーションを開発できるように、様々な機能を5つの主要サービスに統合しました。このセッションでは、そのうち3つの主要サービスを紹介しました。


  • Official Web App (OWA):OWAサービスは、LINE Login、Profile+、Messaging API機能で構成されています。このサービスは、WebサイトとLINEのチャット機能を連携させ、統合されたユーザー環境を提供します。OWA対応のWebサイトでは、モバイル、PCに関係なくLINEのチャット機能を使ってサービスを利用することができます。
  • LINE Notify:LINE Notifyを利用すれば、LINE Notifyの公式アカウントを使ってテキスト・画像・スタンプタイプの通知をユーザーに送信できます。
  • LINE SMS:LINE SMSはLINE Notifyと類似していますが、電話番号でユーザーを識別する点が異なります。このサービスを利用すれば、一般のテキストメッセージ(SMS)を使ってユーザーに通知を送ることができます。
  • Chatbots and the New World

    発表者:Shawn Tsai

    このセッションでは、chatbotアプリケーションと新しい会話型インターフェースについて重点的に紹介しました。Customer ConnectはLINE Business Platformの4つ目の主要サービスであり、bot技術をうまく使いこなしている例だといえます。Customer Connectを利用すれば、LINEを活用してより質の高いカスタマーサポートを提供できます。顧客に返信を直接書いて送ることも、botで自動返信を送ることも可能です。

    Group App Platform

    発表者:Kevin Luo

    LINE Business Platformの5つ目の主要サービスはGroup App Platformです。Group App Platform上では、スケジュールの管理などの追加機能を提供するアプリケーションを、LINEのグループチャットで利用できます。

    The Guardian of LINE TODAY: Automation Test

    発表者:Kent Han

    LINE TODAYは、LINE Taiwanが開発したモバイルニュースサービスで、タイ・インドネシア・イラン・台湾でリリースされました。急速に変化する市場のニースに応え、サービスを継続的に改善していくために、LINEのエンジニアはアジャイル開発手法を導入し、テスト自動化システムを構築しました。

    LINE Engineer Culture

    発表者:Marco Chen

    LINEのエンジニアはグローバルなチームの一員として、共通の文化を共有し、共通のガイドラインに従っています。一方、それと同時に、現地のニーズに合わせて独自の開発スタイルを構築してきました。LINE Taiwanのエンジニア部門を率いているMarco Chenは、エンジニア部門の目指すところを次のように述べています。「LINEのミッションは、クリエイティブなアプリケーションが満載のスマートポータルを構築することです。私たちは開発を加速するために、世界中の優秀なエンジニアの採用や優れた開発環境の整備に努めています。LINEはオープンマインド(openness)と自由を重要な価値として捉えています。追求しているコア原則は次の3つです。(1) Take ownership、(2) Take risks、(3) Be open。

    Protostar Program

    発表者:Augustin Wang

    LINE Platformは、幅広いLINEユーザーへのアクセスを保証します。よりクリエイティブで便利なアプリケーションをLINE Platformに追加していくために、LINE TaiwanはProtostarプログラムを開催しました。たくさんの開発者とスタートアップが、LINEとともにアプリケーションを作るためにこのプログラムに応募してくれました。

    LINE Bot Awards

    発表者:Shawn Tsai

    LINEは、LINE Platform向けのクリエイティブなアプリケーションの開発を奨励すべくchatbot開発コンテストを開催し、優勝者に高額の賞金を提供しました。

    LINE TechPulse chatbot

    今回は、LINE Messaging APIでできることをお見せするために、イベントをサポートするchatbotを作りました。このchatbotを利用し、


  • 参加申込の受付
  • 発表セッションとテーマに関する情報提供
  • 各種問い合わせへの対応
  • 発表動画のリアルタイムストリミング
  • イベント後のアンケートの実施
  • など、様々なことを行いました。また、イベント会場ではbeaconを利用したセルフチェックインサービスが提供され、オリジナルのLINEスタンプがもらえる宝探しゲームや、最低価格で入札した人が商品を獲得できる「Lucky Price」という競売ゲームも実施されました。

    以下は、LINE TechPulseで使用したchatbotのQRコードです。

    このchatbotは、参加者にイベントを存分に楽しんでもらえるように様々なシーンで有効に活用され、これにより積極的な参加を促すことができました。以下に、chatbotでできたことを簡単に表にまとめてみました。

    イベント参加登録

    chatbotを利用して、参加者にイベント参加のための登録プロセスを案内しました。

    チェックイン

    イベントのチェックイン手続きを簡素化するために、beaconを活用しました。会場に入るとチェックインメッセージが自動的に送信され、参加者はセルフチェックインサービスを利用することができました。

    発表セッションとテーマに関する情報提供

    テンプレートメッセージを参加者に送信し、発表セッションとテーマに関する情報を提供しました。

    宝探しゲーム
    (Beacon+ミッションスタンプ)

    Beaconを活用して、イベント会場でミッションスタンプがもらえる宝探しゲームを実施しました。Beaconスポット3ヵ所をすべて見つけて訪れた参加者には、オリジナルのLINEスタンプをプレゼントしました。

    Lucky Priceゲーム

    休憩時間にはchatbotを使って競売に参加できるインタラクティブゲームを実施しました。入札に参加して最低価格を提示した人が商品を獲得できるという方式でした。

    イベント後のアンケート

    イベント終了後には、テンプレートメッセージを参加者に送信し、フィードバックしてもらうアンケートを行いました。

    写真と動画で見る現場の様子

    今回のLINE Taiwan TechPulse 2016はとても有意義で楽しいイベントでした。以下、当日の現場の様子を様々な写真で紹介します。また、来年お会いしましょう!