LINE株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。 LINEヤフー Tech Blog

Blog


LINE Growth Technologyの紹介

LINEの”Growth開発”を担うために設立した「LINE Growth Technology」でPRを担当している安藤です。2018年6月の設立から約1年経ち、LINE Growth Technology(以下、GT)はエンジニアを中心に現在約30名ほどが働いています。一方で、エンジニアの採用活動にも引き続き力を入れていて、毎月会社説明会を開催しているのですが、お時間の都合等で参加いただけない方もいらっしゃるので、この場をお借りして、GTを設立した背景や具体的な業務内容を簡単に説明させていただきます。

LINE Growth Technology 誕生の背景

2018年6月にLINEグループ初の開発子会社として設立したGTは、LINEのサービスにおける”Growth開発”を担う開発部隊として誕生しました。LINEグループの中で特定サービスに紐づかない横断的な組織として、サービスの成長過程で生じる様々な課題を解決し、LINEが提供するサービスの競争力を高めるべく日々開発しています。

LINEグループでは、サービス競争力を最大化するために、

  • 単発ではない、継続的な改善活動が必須
  • サービスのリリース前から検討するのが理想
    と考えています。

これまでも、これらの活動がLINEやLINEのファミリーサービスの競争力を高めるために必要だというのが社内の共通認識でした。しかし、新規サービスを創出することにフォーカスする中で、生み出したサービスを成長(Growth)させる面については弱くなっていました。

そこで、これらを専門的に担当する組織として誕生したのがGTです。

LINEのサービス成長を支える「Growth開発」

GTの具体的な開発範囲は以下の通りです。
サービスのUIなど見えやすい部分と、運営やサービス成長に直結する見えにくい部分、両面からLINEのサービスの成長を支えています。

  • サービスの内側の領域
    サービス運営に欠かせない管理ツールや、運用フローの設計・改善、障害やミスの削減など
  • サービスの外側の領域
    新規機能開発や既存サービス改善による、エンドユーザーの満足度・ユーザビリティ向上など

Growth領域の開発事例

ここからは具体的なGTでの開発事例をいくつかご紹介していきたいと思います。

LP自動作成ツール

課題

  • LINEではサービスの数が多いため、作るべきLPの数や用途が多いものの、専任のエンジニアやデザイナのリソースをもっているのは一部のサービスのみ。
  • ひとつのLPを作成するために、「キャンペーン企画→デザイン→コーディング→QA→デプロイ」の工程を必要とする。
  • リソースの空き具合によっては、各工程に1週間〜2週間かかることも。

案件内容

  • サービス担当者のみで、LPの企画から、作成、デプロイまで実施できるCMS+デプロイツールの開発をGTで実施。
  • サービス単体でのLP作成のツールの開発は難しいが、GTは特定のサービスに紐づかないためLP作成ツールの開発を担当することが可能。
  • キャンペーンの頻度を増やすことができるようになるため、効果的なマーケティング活動ができる。

コンテンツ監視

課題

  • LINE BLOGやコミュニケーションアプリ「LINE」のタイムラインなど、CGM系サービスではユーザー増加に比例して、コンテンツのモニタリングの負荷が増加。

案件内容

  • 画像解析による不正コンテンツのフィルタリングや、UI/UX改善によるオペレーション改善を予定。
  • 本件も複数サービスに共通する課題をGTで引き受けることでGrowth開発が可能に。

イベント用公式アカウントの作成

課題

  • LINE Biz-Solutions Day 2019で、来場者への案内などに利用するLINE公式アカウントの作成が必要。
  • イベント担当側ではリソースが不足しているかつ、仕様がはっきりと決まっておらず、外注もできない案件。

案件内容

  • 仕様が完全に決まっていなかったため、進行から仕切っていく必要があった。
  • 単なる下請けではなく、開発のゴール(本件の場合はイベントの成功)を見据え、機能開発の検討段階からイベント実施まで対応した。

GTでは現在20代の若手から、プロジェクトマネージャー等で活躍するシニア層まで幅広く働いています。

GTの働く環境は、LINEグループのエンジニアの働く環境と同じため、ツール等がきちんと揃っているのはもちろん、しっかりと分業化もされているため、現時点でフルスタックのエンジニアである必要はありません。ご入社後、ご自身の特性や希望に合わせてエンジニアとしての道を極めることが可能です。Growth開発に興味がある、エンジニアとして成長したいというマインドがあればジュニア層・マネジメント層に関わらず成長できる環境があります。

少しでもご興味を持ってくださった方はぜひ、採用説明会にお越しください!

GTの社員の生の声を聞いていただくことで、さらにGrowth開発の面白さやチャレンジングな状況を体感できると思います。

その他の情報

LINE Growth Technology
https://linegt.com/ja/

LINE Growth Technology採用イベント情報はこちら
https://linegt.connpass.com/