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LINE Developer Meetup #46 in Kyoto開催レポート

こんにちは、LINE Fukuoka 株式会社で iOS エンジニアをしている竹下です。

去る11月15日(木)に京都にて LINE Developer Meetup #46 が開催されましたので、参加レポートをお届けします。

今回のテーマは「モバイルアプリ」ということで、LINE メッセンジャーアプリはもちろん、簡単に LINE スタンプが作成できる LINE Creators Studio の開発秘話などを弊社エンジニアが発表しました。

今回は100名の方にご参加いただきました。ありがとうございました!

京都烏丸コンベンションホールにて開催。

LINE でのモバイルアプリ開発

最初のセッションでは LINE 開発2室 室長の若狭が、LINE メッセンジャーアプリの開発プロセス全般について発表しました。

発表ではまず各種数字から LINE メッセンジャーアプリの規模感について解説があり、各国に存在する100人(!)近いエンジニアがどうやって協業しているかについて、事例を交えて紹介しました。

また、非エンジニアを巻き込んでの技術的負債の返済についてや、もはや社会インフラとなったアプリの UX (User Experience) をどう扱うか、そして DX (Developer Experience) といった比較的新しいトピックについても触れ、将来の展望についても聞く事ができました。

詳細はこちらの資料をご参照ください。

LINEでのモバイルアプリ開発 from LINE Corporation

LINE Creators Studio での Kotlin 利用について

2つめのセッションは LINE Fukuoka より馬見が、LINE で初めて Kotlin を採用したアプリ LINE Creators Studio について発表しました。

LINE Creators Studio では「ユーザーの画像からいかに簡単且つ高い精度で "切り抜き" を行えるか」を常に追い求めており、発表前半ではその直近の成果である「GrabCut」機能の実装について解説しました。

OpenCV に実装されている GrabCut アルゴリズムについての解説から、処理速度の改善など、ライブラリ利用時に実装上工夫した点について聞く事ができました。

後半では Kotlin をなぜ使うのか、その優れた言語仕様についての紹介や、現時点では Beta 版ではあるものの Kotlin からネイティブコードを生成できる Kotlin/Native についての話もあり、興味深い内容になっていました。

詳細はこちらの資料をご覧ください。

LINE Creators StudioでのKotlin利用について from LINE Corporation

LINE iOS アプリで使っているフレームワーク等の紹介

最後のセッションでは LINE Kyoto より上野が、お話できる範囲で(笑)LINE iOS アプリで利用しているフレームワーク、ライブラリについて発表しました。

LINE メッセンジャーの iOS アプリでは Apple が提供しているフレームワークはもちろん、サードパーティ製の OSS も利用しています。

どういった基準で OSS を選定しているのかといったテーマから、WTFPL といった変わったライセンスの話まで、社内のエンジニア文化にも触れながら発表していました。

(筆者もここで初めて WTFPL ライセンスについて知りました。ご興味ある方はぜひ一度お調べください。)

実際に利用している具体的なライブラリ名など、詳細はこちらの資料をご覧ください。

LINE iOSアプリで使っているフレームワーク等の紹介 from LINE Corporation

懇談会

全セッション終了後はもはや恒例となった、ビールサーバーと寿司などの軽食をご用意しての懇談会を行いました。

今回は特に学生の方のご参加が多く、あっという間に食事が無くなっていました!

参加していた弊社エンジニアたちに積極的に質問される姿もよく見られ、その熱意に押されることしきりでした。

また、Twitter での #LINE_DM ハッシュタグ付きポストも活気があり、全体的に若さを感じることができた回となりました。


さて、LINE では引き続き各種エンジニアを積極採用しております。

最近ではモバイルクライアントのビルド環境改善に特化した クライアントビルドエンジニア (Client Build Engineer) の募集も開始しました。

詳細は以下のリンクからご参照ください。

東京オフィス
LINE Fukuoka
LINE KYOTO