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LINE DEVELOPER DAY 2020 振り返りレポート

Developer Successチームの桃木です。

11月25日から27日にかけての3日間、LINEの技術カンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2020」を開催しました。まずは、ご参加/視聴いただいた皆さま、登壇いただいたゲストおよび社内登壇者の皆さま、運営に携わっていただいた皆さま、本当にありがとうございました。

LINE DEVELOPER DAY 2020は、COVID-19感染拡大の影響で初のオンラインイベントとなりました。この記事では、社内向けのレポートから一部内容を抜粋&編集して、LINE DEVELOPER DAY 2020がどのような傾向で登録・参加・視聴されたのかを各種数値とともに振り返ってみようと思います。

Contents

LINE DEVELOPER DAY 2020では、LINEおよびそのグループ企業の社員が180名、外部ゲストが35名、合計215名に登壇いただき、3日間×6トラック合計155のセッションを行いました。全てのセッション動画を合計すると3,965分=66時間5分のコンテンツが配信されました。

一部を除き、アーカイブ動画や講演資料が公開されていますので、ぜひぜひお時間ある際にご覧ください。
*アーカイブ動画および講演資料は、公式Webサイトの各セッションの詳細ページからも視聴・閲覧可能です。
*韓国語のアーカイブ動画は、登壇者の発表言語が韓国語だった25セッションが公開されています。

なお、ログミーTechにて、25のセッションの書き起こし記事も公開されていますので、こちらもぜひご覧ください。
https://logmi.jp/events/2442

Registration

11月27日イベント終了時点で、9,980名の方に登録をいただきました。内訳は、日本から3,863名(38.7%)・日本以外からは6,117名(61.3%)となり、日本国内から多くの参加を集めつつ、想定以上に海外の方からの参加登録がありました。

日本以外で多かった国・地域は、インドネシア2,112名(21.2%)、韓国1,930名(19.3%)、タイ1,006名(10.1%)、台湾753名(7.5%)でした。全体的に想定していた数字よりも大きく上振れし、特にインドネシアにおいてはインドネシアオフィスのDevRelチームが現地の技術コミュニティに強くコミュニケーションを実施した結果、日本に次ぐ登録者数が集まりました。また、開発拠点がないシンガポール・インド・アメリカの一部の州に対しても、試験的にプロモーションを行いましたが、あまり効果は得られませんでした(数値はOtherに含む)。

登録時のフォームで入力いただいた登録者属性は以下のとおりです。Server Side Engineerが最多の1,996名(20.0%)、Student1,765名(17.7%)、Frontend Engineer1,063名(10.7%)などが多くなりました。

Attendees

イベントへの参加者数(ライブページへのアクセス/IPカウント)は、3日間累計で15,116名・ユニークでは11,997名の方にご参加/ご視聴いただきました。オフラインイベントとして開催した昨年と比較すると累計約3,000名→15,116名(504%)、ユニーク約2,200名→11,997名(543%)と、約5倍の数値になりました。

傾向としては、参加/視聴者数の約半数が日本からでした。イベント中は、未登録・未ログインでも配信の視聴が可能としていたこともあり、日本においては参加者数が登録者数を上回りました。一方でその他の国・地域では、参加者数が登録者数の4-6割程度となり、登録は行ったが実際には参加しなかった方が多く存在しました。

なお、参加/視聴者一人あたりの平均視聴時間は1:02:23、参加/視聴者一人あたりの平均視聴セッション数は4.66でした。

CTOによるKeynoteの総視聴者数は3,129名、開始5分時点で1,336名、終了5分前で1,610名が視聴していました。以下が総視聴者数の上位10セッションです。イベント全体への参加者がDay1に集中したこともあり、Day1の特にAI / Dataトラックのセッションが多く入りました。

全体を通じての総視聴者数上位10セッション

DayTrackTitle総視聴者数開始5分後終了5分前
1CTO Keynote – LINE DEVELOPER DAY 20203,1291,3361,610
1AI / DataLINEのAIプロダクト: これからとその先にある未来1,685735861
1AI / Data機械学習研究のこれまでとこれから1,422678668
1AI / DataParallel WaveGAN: GPUを利用した高速かつ高品質な音声合成928529502
1AI / DataCLOVA Speech: 次世代音声認識のある生活823485473
1AI / Data機械学習を用いた環境音の認識726412459
1AI / Dataスムーズなコミュニケーションのための教師なし音声分離685408360
2Frontendどうしてアクセシビリティ? – アクセシビリティをはじめたきっかけと組織づくり673350383
1InfrastructureLINEにおける数万台の物理サーバを管理する仕組み672279313
1SecurityCross-platform Mobile Security at LINE632244265

 

Day2の総視聴者数上位3セッション

TrackTitle総視聴者数開始5分後終了5分前
Frontendどうしてアクセシビリティ? – アクセシビリティをはじめたきっかけと組織づくり673278350
FrontendLINE証券フロントエンドにおける型安全性への取り組み610240228
Frontend進化する Web エコシステムとパフォーマンス602284318


  

Day3の総視聴者数上位3セッション

TrackTitle総視聴者数開始5分後終了5分前
Product Management |Team & ProcessLINE PM×ビジョナルCTOが語る、良いPMとは?良いエンジニアとは?347192194
Product Management |Team & Process草創期からPMを務める役員が語る、LINEにおけるプロダクトマネージャーとは347198166
Developer Product | OSSよりよい結果を出すためのJavaライブラリを書く方法336152125

 

各日のトラック別の平均視聴数

Reaction Sticker

LINE DEVELOPER DAY 2020のライブページでは、拍手や歓声やうなずきの代わりになるように、リアクション用のスタンプ機能を提供しました。

 

最終的に全てのセッション合計でスタンプは242,607回(1セッション平均1,565回)送信され、内訳は左からCLAP:122,706回、UH HUH:28,742回、LGTM:37,089回、CRAZY:54,070回でした。特にスタンプ利用が多かったセッションは以下のとおりです。

Feedback

各セッションにおいて、素晴らしく満足した/期待以上だった/普通/満足できなかったの4択で評価いただく機能を提供しましたが、全セッション合計で2,713件(1セッションあたり17.5件)の回答しか得られませんでした。来年は動線設計やセッションごとの評価をいただく方法を改善したいと思います。なお参考値ですが、全セッション合計の2,713件の回答の内訳は、素晴らしく満足した1,368件(50.4%)、期待以上だった966件(35.6%)、普通325件(12.0%)、満足できなかった54件(2.0%)でした。

また、イベント参加者に全体についてのアンケートを行い、551件の回答がありました。ご協力ありがとうございました。

イベント全体への満足度は、素晴らしく満足した198件(35.9%)、期待以上だった261件(47.4%)、普通84件(15.2%)、満足できなかった8件(1.5%)でした。昨年の数値(とても満足65.1%、やや満足31.1%)からは下がりましたが、オンライン開催でオフラインイベントに比べ部分的な参加が多かったことを考慮すると、一定の評価をいただけました。
また、次回参加意向についても、必ず参加したい307件(55.7%)、内容や時期によるが参加したい224件(40.7%)、あまり参加しようと思わない13件(2.4%)、参加しない7件(1.3%)と、高い評価を得ました。


コンテンツの量/長さについては、適切という声が多い(421件/76.4%)一方で、約1/6の130件/16.7%から多い・長いと回答いただきました。(企画・運営も大変だったこともあり)次回はよりコンテンツを厳選して、少しコンパクトに実施することを検討したいと思っています。

完全内製で企画・開発を行ったWebサイトについては、とても良い251件(45.6%)、良い252件(45.6%)、あまり良くない43件(7.8%)、とても良くない5件(0.9%)と概ね高い評価を得ました。一方で企画・機能不備やUI/UX等について指摘の声もいただいており、また企画・開発段階で時間や工数の兼ね合いで断念した部分もありましたので、次回はさらに快適な体験を提供できるWebサイトに改善をしたいと思います。

最後に、オンライン/オフラインの希望については、オンラインで良かった362件(65.7%)、オフラインが良かった132件(24.0%)、どちらでもない57件(10.4%)と、オンライン開催を希望・歓迎する方が多数でした。一方で、約1/4がオフライン開催を希望されていおり、また社内外からイベントとしての盛り上がり・熱量を感じにくかったという声を多くいただいています。企画・運営チームとしても、同様の実感・課題を感じており、次回はオンライン開催をベースにしつつも、ハイブリッドでオフラインでも何か企画を行えるイベントを検討していく予定です。

最後に

以上、LINE DEVELOPER DAY 2020の振り返りでした。ご覧いただいた皆さま、イベントに参加・関与いただいた皆さま、改めて本当にありがとうございました。

今回のイベントは、初めてのかつ前例の少ない大規模オンラインイベントを1から企画・運営する中で、無事イベントとして形を成すことができ、ありがたいことに一定の評価をいただくことができました。一方で、イベントとしてのクオリティ向上や進行方向など多くの改善点・課題が見つかった機会にもなりました。次回は、登壇・参加・運営など関わる全ての方により快適で価値ある体験・時間を共有できるよう、チーム一同で色々と取り組んでいきます。

それでは、LINE DEVELOPER DAY 2021でお会いしましょう!