Fix It @ Taiwan レポート

こんにちは。LINEメッセンジャーアプリのiOSクライアント開発チームに所属しているSoda です。昨年末に行われた社内開発イベント “Fix It @ Taiwan” をレポートします。

LINEでは例年、日本をはじめとする各国のiOS/Androidクライアントアプリ開発者が年末に集まって自由な発想でLINEの新機能を企画し、プロトタイプを実装するハッカソンを行ってきました。

今年は趣向を変えて、日々の業務では後回しになってしまいがちなユニットテストの作成やワーニングの解消などを行ってプロジェクトを改善することを目的に Fix It @ Taiwan と題した社内イベントを行いました。日本から40名のiOS/Androidエンジニア、UXデザイナーが参加して LINE Taiwan所属iOS/Androidエンジニアと一緒にLINE Taiwanオフィスで改善に取り組みました。

1日目

開会後、Lukeさんによるオリエンテーションセッションで今回のイベントの主旨を確認します。「Fix ItであってBreak Itではないので、慎重に作業すること」「バグ修正は今回の作業対象ではない」「たくさんコードを書き換える競争ではありません」「コードのクリーンアップに楽しみを見出そう」という方針を共有しました。また、具体的にこのイベントでのDo’s(すべきこと)とDont’s(すべきでないこと)を挙げてもらいました。

続いて、UXチームのMackyさんからUXデザインチームが目指しているもの、LINE開発チームが目指すべきことについてのプレゼンテーションがありました。

その後、Ishikawaさんからコード内のコメントについてのプレゼンテーションがあり、コメントを書く意味、望ましいコメント、望ましくないコメントについての共有がありました。

その後、Android, iOSそれぞれのチームにわかれて各OS固有のTipsについてプレゼンテーションが行われました。

最後に、このイベントでのDo’sの中から2日目で取り組むテーマを各自が決めてチーム分けを行なって1日目のスケジュールは終了しました。

2日目

1日目の最後に決めたチームに分かれて、2日目は実際のコード改善作業に取り組みました。

LINE Taiwanのエンジニアは自分たちが担当しているコードへのコメント追加をおこないました。

UXデザインチームはエンジニアと協力しながらLINEアプリ内のUXで改善すべき点を見つけてリストアップしました。

2日目の終わりに、その日の作業で発生したコンフリクトを解消して作業は終了です。

作業後はLINE Taiwanのエンジニアが選んでくれたレストランでディナーを楽しみました。

3日目

最終日となる3日目は全員がこのFix It イベントで達成した成果を発表しました。

最後に(このイベントは競争ではないので)抽選で参加者への賞品がプレゼントされました。LINEのトーク内で使える「あみだくじ」機能を利用して賞品を受け取る人を決定し、一番ラッキーだった参加者にはBluetoothスピーカーがプレゼントされました。

イベントを終えて

このイベント中にiOSアプリで59個、Androidアプリで47個のプルリクエストが作られてmasterブランチにマージされました。修正内容は誤字の修正やコメントの追加、冗長な条件の削除、アノテーションの追加、孤立したコードの削除など多岐に渡りました。また、発見された問題のうち、1日での修正が難しかった33件の問題についてバグ追跡システムにチケットが作成されました。イベント後も継続的に修正が続けられて、その多くがすでに解決されています。

今回のイベントを通してプロジェクトを良好な状態に保つことの大切さをメンバー全員で体感できましたし、普段一緒に作業する機会が限られるUXデザインチームやLINE Taiwanエンジニアたちとじっくり共同作業したり、夕食を共にしたりすることでチームの一体感を高めることもできました。

今後も新機能のために新規コードを追加するだけではなく、既存のコードの改善も同時に進めてスピーディーな開発を維持できるようチームで努力していきます。