Shiori Ueda
2022-09-20Computer Vision Labチーム
こんにちは。慶應義塾大学大学院 理工学研究科 修士1年の上田栞です。8月から6週間、LINE株式会社の2022年度夏季インターンシップ「技術職 就業型コース」に参加させていただき、リサーチインターンとして、AIカンパニーのComputer Vision Labチームに配属され、「形状を詳細に反映した顔の3次元再構成」という研究に取り組みました。本レポートでは、我々が目標としている課題と、インターンシップにて取り組んだ内容・成果について説明します。
テーマ背景
バーチャルヒューマンの技術は近年急速に発展しており、仮想の人物を創り出すだけでなく、実在の人物をバーチャル化する取り組みも行われています。実在の人物に近いバーチャルヒューマンを作成するためには、リアルな顔を生成することが必要ですが、現在のCG技術では、作成された顔にまだCGらしさが残っており、リアルであるとは言えません。
コンピュータビジョンの分野でも、人物の顔を操作する研究が活発に行われています。有名な例として、ディープフェイクがあります。ディープフェイクでは、敵対的生成ネットワークを使用して2人の人物の顔を 入れ替えることで、顔