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2017 DevWeek Global Workshop 参加レポート

はじめに

こんにちは、 LINE で技術PRを担当している三木です。

LINE の各国の開発者を一堂に集めた大規模なワークショップ 「2017 DevWeek Global Workshop」 を韓国ソウルにて3/28〜30の3日間で開催しました。本エントリではサマリと写真を中心に雰囲気などお伝えいたします。

2017 DevWeek Global Workshop とは

当日のレポートに入る前に、本ワークショプについて、簡単にご説明します。

まず LINE という会社の特徴ですが、世界中でサービスを展開していると同時に、開発拠点も日本・韓国・台湾・中国・インドネシア・タイ・ベトナム等に点在しています。そのため、ひとつのプロジェクトチームを国籍・母国語の異なるメンバーで構成し開発を進めることが珍しくありません。業務上の日常的なコミュ二ケーション手段はオンライン(Github/LINE/hipchat/wiki/ビデオ会議 etc.)がメインとなりますが、翻訳Botの活用、通訳が社内常駐、ドキュメントは英語で記載する等、物理的な距離や言語バリアーが極力介在しないよう工夫されています。とはいえ人と人ですので、直接顔を合わせて言葉を交わすことで理解が促進されることもありますし、何よりお互いへの信頼感向上、チーム内の円滑なコミュニケーションに繋がります。

そこで LINE では、各拠点で働く開発者が一箇所に集まる、Global Workshop を定期的に開催しています。現在各ポジションの開発者採用を積極的に進めているということもあり、今回の "2017 DevWeek Global Workshop" は、参加者総数は5カ国から542名と、過去最大規模となりました。

準備

ワークショップ開催が決定したのが本番の約2ヶ月前。今回の開催地はソウルということで、韓国拠点のHR部門が中心となり参加予定の各部門と連携しながら急ピッチで準備を進めました。会場の予約に始まり、各拠点ごとの参加メンバー把握、数百名分のフライト・ホテル予約、国籍によってはVISA申請、宗教に配慮した食事の用意...etc。筆者は今回、日本側参加者のサポートとして本ワークショップに関わったのですが、グローバル規模で大規模なイベントを運営することの大変さを実感しました。

3日間のコンテンツですが
・1〜2日目はチームごとに分かれて異なった内容のワークショップ
・3日目は全員が同じ会場で共通ワークショップ
という構成になりました。

Day1-2

各参加者はフライトでソウルに到着後ホテルにチェックインし(韓国拠点の社員は除く)、各々のワークショップ会場に向かい到着次第スタート。1〜2日目のワークショップのコンテンツについては各チームが有意義に時間を使えるよう、企画・設計は各チームの自主性に任されました。業務上の課題解決に取り組んだチームもあれば、2日間通してハッカソンを楽しんだチーム、業務を離れてアクティビティで結束を固めたチーム、外部から講師を招いて知見底上げを図ったチームなど、バリエーションに富む内容でした。

またワークショップ終了後は、更なる親睦を深めるため懇親会を開催しました。

Day3

3日目は全員が一箇所に集合し共通ワークショップを行いました。ホテルの大ホールを貸し切って約500名が着席、さながらカンファレンスのような雰囲気でした。

最初のプログラムはKeynoteセッション。CTOのイビンから今回のワークショップの開催意図、ならびに現在 LINE が重要視している技術的な全体戦略を伝えた後、各部門のマネージャーから技術ロードマップについての解説がありました。

続くプログラムは、Project Sharing でした。各チームより順番に技術的な方向性や最新のプロジェクト動向の共有を行いました。これからの LINE のサービスに反映されていく技術なのでここでは詳細はお伝えできないのですが、社内でもまだ広くは開示されていないような新しい取り組みの数々についても共有されました。参加者も普段関わっている業務領域以外の情報を知ることで新しい発見があったのではないでしょうか。また全13チームから発表と長丁場だったため、途中にランチ休憩、またDay1-2の各チームのワークショップ風景のフォトムービーが共有されました。

本編終了後はお楽しみイベントとしてノベルティのプレゼントがあったり、韓国で著名なストレッチトレーナーに登場いただき参加者全員でワークアウトを楽しみました。参加者は丸1日セッションに集中していたので、良いリフレッシュになりました。

最終日であるこの日も勿論、終了後には参加者同士で楽しく交流、夜遅くまで羽を伸ばしました。

終わりに

このように、LINE では開発者間のオープンコミュニケーションを重要視し、定期的な交流を図る機会を設けています。今回のワークショップの参加者は、より信頼感の強い開発チームを形成することが出来たのではないでしょうか。LINEでは、多様な地域・技術領域にて開発者の採用を行っていますので、ご興味のある方は是非ご応募をご検討ください。

なお、本ワークショップについては、タイでこのような記事が報道されました。

また機会があれば LINE の開発制度・文化をご紹介いたします。