Developer Meetup #41 参加レポート

こんにちは、LINE Fukuokaで開発エンジニアをしているsfusです。

去る7月25日(水)に、LINE FukuokaにてLINE Developer Meetup #41を開催いたしました。今回はそのレポートをお届けします。

今回のテーマは「Java」。変革期を迎え、その方向性に注目が集まる中、Javaに興味を持つ多くのエンジニアや学生の皆様にお越し頂きました。

LINE Fukuokaきしだより開会のご挨拶


History and Development of OpenJDK

最初のセッションでは、LINEの吉田真也(@shinyafox)が発表いたしました。

吉田はLINE入社以前よりOpenJDKのコミッターとして活動しており、Java 8で導入されたラムダ式(Project Lambda)、Java 9 で導入されたJShell(Project Kulla)などの開発に携わっています。

発表では、まずOpenJDKの歴史を振り返りつつ、リリースサイクルの変更、OpenJDKとOracle JDKとの違いについての解説がありました。

そしてOpenJDKの開発は半分弱がOracle社の開発者で占められており、健全なOSSとしてOracle外からの開発者が求められているとの流れから、
OpenJDKの開発に参加してみたいという方に向けて、OpenJDKの開発プロセス・参加のためのフローなどをデモを交えながら紹介していました。

セッション終了後には、開発時間の確保や開発環境についてなど、活発な質疑が飛び交っており、皆様の関心の高さが伺えました。

Graal in GraalVM – New JIT Compiler

引き続き、ポノス株式会社 / 関西Javaエンジニアの会 会長の阪田浩一(@jyukutyo)様にご登壇頂きました。
阪田様は今年新たにJavaチャンピオンになられた方で、ゲストとして関西よりお迎えいたしました。

JavaチャンピオンはJavaテクノロジーとコミュニティのリーダーの称号で、既存のJavaチャンピオンによる推薦と投票で決定されます。
日本にはこれまでJavaチャンピオンが二人いらっしゃいましたが、今年新たに二人のJavaチャンピオンが誕生されました。阪田様はそのお一人になります。

阪田様からは、「Graal in GraalVM – New JIT Compiler」というタイトルで今話題のGraal/GraalVMについてご発表頂きました。

GraalVMはHotSpot VM上に、新しいJITコンパイラGraalと言語実装用フレームワーク/ASTインタプリタであるTruffle、
さらにネイティブイメージ作成機能とその実行に使われるSubstrate VMを併せ持ったものとのことです。

常日頃から「JVMになりたい」という阪田様らしい熱のこもった発表で、GraalVMの概観から始まり、GraalやJITの最適化手法などについての興味深いトークを聞くことができました。
阪田様、ありがとうございました!

MicrometerとPrometheusによるLINEファミリーアプリのモニタリング

最後は、MicrometerとPrometheusによるモニタリングについて、LINE Fukuokaの松崎(@matsumana)が発表いたしました。

LINEファミリーアプリでは多くのサービスをPrometheusを使ってモニタリングし、
Grafanaで可視化しています。

以前はjmx_exporterを使ってSpring Bootアプリケーションのメトリクスを収集していたものの、運用上多くの手間が課題となっており、
それを改善するためにSpring Bootアプリケーション向けの社内ライブラリを作成するなどして対応していました。

その後、メトリクス収集ライブラリとしてMicrometerがSpring Boot 2に標準採用されたことから、
社内ライブラリもMicrometerをベースとしたものに変更されています。

本セッションではそれらの詳細についての話のほか、MicrometerやHikariCPにPull Requestを送った話を例にして、
運用面で不足しているメトリクスを収集するためのロジック実装説明がありました。詳細はスライドをご参照ください。

おわりに

全セッション終了後は同会場にて、参加者の皆様や弊社エンジニア、登壇者の方々を交えての懇親会を設けさせて頂きました。
ビアサーバーはセッション開始前のハッピーアワーからフル稼働しており、寿司やピザを片手に様々な話題で盛り上がっていた様子でした。

LINEはJJUG CCCのスポンサーを務めたり、Armeria等のJavaソフトウェアをOSSとして公開するなど、Javaコミュニティへの還元を積極的に行っております。

またJavaエンジニアだけでなく、LINEグループでは3000名規模のエンジニア組織を目指して、多くのエンジニア関連職での募集を行っております。
詳細は以下のリンクをご参照ください。

■LINE:

■LINE Fukuoka: https://linefukuoka.co.jp/ja/career/list/engineer/

■LINE Financial: https://linecorp.com/ja/financial

■LINE Growth Technology: https://linecorp.com/ja/growth/recruit

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