LINE Engineer
この記事はLINE Advent Calendar2018の8日目の記事です。 はじめまして。LINEのIT戦略室という部署で社内システムの開発・運用を担当しております、suzuki-shunsuke です。 自分がオンプレミスで運用している OSSバージョンの drone ci ですが、遂に 1.0.0 の rc が出ました。 なので 1.0.0 になって何が変わるのかということをドキュメントを読んだり実際にインストールしたりして調べてみました。 また、2018/11/21 に Drone Cloud という無料で drone が使える SaaS がリリースされましたのでそれについても紹介します。 drone って何?という方は こちら を御覧ください。 なお、当記事中で「現在」と言った場合、特に断りがなければ執筆時点の2018/11/12 を指します。 また、リモートのGitリポジトリは特に断りがなければGitHubとします。 目次 無料で使える SaaS "Drone Cloud"がリリースされました 0.8.x のドキュ
この記事は、LINE Engineering Blog 「夏休みの自由研究 -Summer Homework-」 の8日目の記事です。はじめまして。LINEのIT戦略室という部署で社内システムの開発・運用を担当しております、suzuki-shunsukeです。 最近複数のSlack Botをgrpcを使って1つのBotに統合している話を書こうと思います。 経緯 自分は社内のSlackを管理するチームに所属し、そこでSlack Botを幾つか作成し、運用していますが、それらのBotを1つに統合してほしいという要望がありました。理由としては Botを幾つも招待するのが面倒 どんなBotがいるのか把握できないので、1つにしてほしい どんどんBotを追加していくより、1つのBotの機能を追加していくほうが、よりユーザーがBotに愛着がもてる というものでした。 どうなるのか 例えば、社内のメーリングリストに所属するユーザーを招待できる @spinviteというBotがそれぞれいるとしましょう。 # チャンネル名を foo に変更 @renamechan foo # foo@example
この記事はLINE Advent Calendar 2017の5日目の記事です。 はじめまして。LINEのIT支援室という部署で社内システムの開発・運用を担当しております、suzuki-shunsukeです。 DroneというCIツールについて書きたいと思います。初心者向けに公式ドキュメントの「Installation」と「Usage」をベースに自身の経験や考えを肉付けして、Droneとは何か?、Droneの構築方法、.drone.ymlの書き方について説明します。Droneの日本語情報はまだまだ少ないので参考になればと思います。 JenkinsよりもDroneを贔屓した部分が見られますが、あらかじめご了承ください。 Droneとは 空飛ぶドローンではありません。GitリポジトリのイベントをフックしDockerコンテナ内でジョブを実行することに特化したCIツールです。競合としてJenkinsやCircle CIなどがあります。 Enterprise版もありますが、今回はOSS版を前提に説明します。Go製でGitHubで公開されており、2017年11月11日現在、12,000近くスター