現在、開発者向けの便利なサーバーモニタリングシステムと通知システムの構築に携わ っています。
現在、開発者向けの便利なサーバーモニタリングシステムと通知システムの構築に携わっています。
こんにちは。LINE Fukuoka開発チームのPaul Traylorです。LINEファミリーアプリを支えるたくさんのサーバーのモニタリングを担当しています。この記事はLINE Advent Calendar 2017の25日目の記事です。 ほとんどの開発者にとって興味深いことといえば、コード作成や新機能の追加ではないかと思います。しかし機能が正常に動作しないときは、原因がわかれば役に立ちますよね。とはいえ、開発者が自分自身でモニタリングの設定を行うのは、そう簡単ではないときもあります。そこで私は、最高のパフォーマンスのためあらゆるサービスをモニタリングできるように、モニタリングの設定管理を簡単にすることに取り組んでいます。その一環として開発されたのが、Prometheusの設定を管理するためのツールであるPromgenです。これを利用すれば、モニタリングターゲットを簡単に登録したり、担当サービスのアラートを購読したりできます。 モニタリングの設定 ほとんどのサービスは導 入時にはシンプルで小規模なものですが、時間が経つにつれ、数百台のサーバーにまたがる数十ものコンポーネントで構成され
macOSメニュバーの活用 こんにちは。LINE Fukuokaの開発チームで働いているPaul Traylorです。LINE に入社してからの主な仕事は、内部サーバのモニタリングシステムをPrometheusやGrafanaを利用してより使い勝手の良いものに改良することです。最終的には、個々の開発者が自分の通知を簡単に設定できるようにするのが狙いです。モニタリングシステムの管理担当者という仕事柄、異なる環境に構築された沢山のサーバや様々なチャートをこまめにチェックする作業が欠かせませんが、あらゆることに目を配るのはますます大変になってきています。そこでモニタリング作業の手間を省くことができるシンプルなツールを調べてみました。中でも私が重宝しているのは、BitBarと呼ばれるものです。このツールを利用して簡単なステータスプラグインを作っておくとだいたい何でもモ ニタリングできますので、私が作成したプラグインについてご紹介します。 Pythonへのプラグイン実装 BitBarの要は、スクリプトから出力された結果を取得してカスタムメニューに表示することです。上記キャプチャ画面のように、メニ